特許
J-GLOBAL ID:200903070640844896

透過型砂防堰堤および礫石捕捉方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 勝俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-233107
公開番号(公開出願番号):特開2006-052540
出願日: 2004年08月10日
公開日(公表日): 2006年02月23日
要約:
【課題】 巨礫と中礫を捕捉するに際して枠組における鋼材の消費量を抑え、山岳の狭隘な渓流等への設置を容易にすると共に、捕捉土石の除去負担の軽減を図る。【解決手段】 鋼製枠組1は、通常水位時大部分が水面上にあって、河床2に固定された基台1Aの下流側部位上面に設けられる櫓体1Bである。その前面および後面には、土石流に対して一定の角度を保って河幅方向へ延びる上流側捕捉面7と下流側捕捉面8とが形成される。上流側捕捉面7は土石流に対して鈍角をなし、設置渓流等において発生する礫石のうち巨礫と目されるサイズをせき止めるに相応しい間隔で柱梁材等が配置され、下流側捕捉面8は土石流に対して鋭角をなし、設置渓流等において発生する礫石のうち中礫と目されるサイズをせき止めるに相応しい間隔で柱梁材等が配置される。巨礫と中礫を時間的なずれをもってかつ分別して捕捉集積し、無害土砂や小礫の通過を助長させる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
巨礫を先頭にして渓床等を走る土石流を捕捉し、無害土砂や小礫を通過させるため、鋼材で枠組が構築されている透過型砂防堰堤において、 鋼製枠組は、通常水位時大部分が水面上にあって、河床に固定された基台の下流側部位上面に設けられる櫓体であり、 その櫓体の前面および後面には、土石流に対して一定の角度を保って河幅方向へ延びる上流側捕捉面と下流側捕捉面とが形成され、 上流側捕捉面は土石流に対して鈍角をなし、設置渓流等において発生する礫石のうち巨礫と目されるサイズをせき止めるに相応しい間隔で柱梁材等が配置され、 下流側捕捉面は土石流に対して鋭角をなし、設置渓流等において発生する礫石のうち中礫と目されるサイズをせき止めるに相応しい間隔で柱梁材等が配置されていることを特徴とする透過型砂防堰堤。
IPC (1件):
E02B 7/02
FI (1件):
E02B7/02 B
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特公昭58-51568号公報
  • 土石流止め工
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-349117   出願人:川鉄建材株式会社, 財団法人砂防・地すべり技術センター
  • 透過型砂防ダム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-340480   出願人:日本鋼管ライトスチール株式会社
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審査官引用 (3件)
  • 土石流止め工
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-349117   出願人:川鉄建材株式会社, 財団法人砂防・地すべり技術センター
  • 透過型砂防ダム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-340480   出願人:日本鋼管ライトスチール株式会社
  • 透過型砂防堰堤
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-231436   出願人:水山高久, 株式会社神戸製鋼所

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