特許
J-GLOBAL ID:200903070910953870

焼却灰および飛灰の溶融処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-331767
公開番号(公開出願番号):特開平9-170743
出願日: 1995年12月20日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】【課題】 都市ごみなどを焼却炉によって焼却した際に発生する焼却灰および飛灰を、電気抵抗式溶融炉において溶融処理するに際し、生成した溶融スラグおよび溶融塩の排出を確実且つ円滑に効率的に行う。【解決手段】 電気抵抗式溶融炉の、定常状態において溶融スラグ層52の上部が位置する炉壁上部に上部排出口4を設け、生成した溶融スラグを上部排出口4から排出し、溶融塩層51が所定の厚さになった段階で、上部排出口4からの溶融スラグ排出量を増量し、溶融塩層51のレベルを上部排出口4の位置まで下降させ、上部排出口4から溶融塩を排出する。
請求項(抜粋):
塩類を含む焼却灰および飛灰を電気抵抗式溶融炉に供給し、炉内に挿入された電極に通電することによってこれを溶融し、溶融物によって、炉内の上部から下部に向け、順次溶融塩層、溶融スラグ層および溶融メタル層を形成し、炉壁に形成された排出口から、前記各層の溶融塩、溶融スラグおよび溶融メタルを排出する、焼却灰および飛灰の溶融処理方法において、前記排出口を、定常状態において前記溶融スラグ層の上部が位置する炉壁上部と、前記溶融メタル層が位置する炉壁下部とに設け、前記電極を前記溶融塩層と前記溶融スラグ層とにわたって位置させながら通電して、前記焼却灰および飛灰を溶融させ、生成した溶融スラグを上部排出口から排出し、そして、溶融メタルを下部排出口から排出し、前記溶融塩層が所定の厚さになったことが検知された段階で、前記上部排出口からの溶融スラグの排出量を増量し、前記溶融塩層のレベルを前記上部排出口の位置まで下降させることにより、前記上部排出口から溶融塩を排出し、前記溶融塩の排出が終わり、前記上部排出口から再び溶融スラグの排出が開始された段階で、前記上部排出口からの溶融スラグの排出を減量または中止して、溶融物の湯面レベルを定常状態に復帰させ、そして、前記上部排出口からの溶融スラグの排出量を定常量に戻し操業することを特徴とする、焼却灰および飛灰の溶融処理方法。
IPC (3件):
F23J 1/00 ,  F27B 3/08 ,  F27B 3/10
FI (3件):
F23J 1/00 B ,  F27B 3/08 ,  F27B 3/10
引用特許:
審査官引用 (3件)

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