特許
J-GLOBAL ID:200903071276734954

水性樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 栗原 浩之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-084732
公開番号(公開出願番号):特開2004-292541
出願日: 2003年03月26日
公開日(公表日): 2004年10月21日
要約:
【課題】低いMFTを有し、優れた凍結-融解安定性をもち、低温成膜性に優れ、且つ耐温水白化性、光沢、耐候性、耐雨筋汚染性等に優れた塗膜を形成し得る水性樹脂組成物を提供すること。【解決手段】エチレン性不飽和単量体の多段乳化重合法によって得られる異相構造粒子含有エマルションを含み、異相構造粒子の各相の少なくとも一相が式R1 n Si(OR2 )4-n のシラン化合物、その部分加水分解縮合物を含有する乳化共重合体で形成され、異相構造粒子の最外相がポリエチレングリコール鎖又はポリプロピレングリコール鎖を有するエチレン性不飽和単量体単位を含む乳化共重合体で形成され、最外相を形成する乳化共重合体のTgが-50〜15°Cであり、異相構造粒子の内部相の少なくとも一相を形成する乳化共重合体のTgが30〜150°Cであり、それらのTgの差が30〜150°Cである、水性樹脂組成物。【選択図】なし
請求項(抜粋):
多段乳化重合法によって得られる異相構造粒子含有エマルション(a)を含む水性樹脂組成物であって、 (1)該異相構造粒子を構成する各相の少なくとも一相が、一般式(イ)、 R1 n Si(OR2 )4-n (イ) 〔式中、R1 は、炭素数1〜8の有機基であり、R2 は、炭素数1〜5のアルキル基であり、nは0〜2である。〕で示されるシラン化合物及び/又はその部分加水分解縮合物を該異相構造粒子の全質量の5〜60質量%となる量で含有する乳化共重合体で形成されており、 (2)該異相構造粒子の最外相が、エチレン性不飽和単量体の乳化共重合体であって、ポリエチレングリコール鎖及びポリプロピレングリコール鎖の少なくとも一方を有するエチレン性不飽和単量体単位が該最外相の全質量の1〜20質量%を占めている乳化共重合体で形成されており、該最外相を形成する乳化共重合体のガラス転移温度が-50〜15°Cであり、 (3)該異相構造粒子の最外相より内側にある内部相がエチレン性不飽和単量体の乳化共重合体で形成されており、該内部相の少なくとも一相を形成する乳化共重合体のガラス転移温度が30〜150°Cであり、 (4)該異相構造粒子の最外相を形成する乳化共重合体のガラス転移温度と、該内部相の少なくとも一相を形成する乳化共重合体のガラス転移温度との差が30〜150°Cである、 ことを特徴とする水性樹脂組成物。
IPC (1件):
C08J5/18
FI (1件):
C08J5/18
Fターム (9件):
4F071AA18 ,  4F071AA80 ,  4F071AA82 ,  4F071AA88 ,  4F071AF55 ,  4F071AH04 ,  4F071BC01 ,  4F071BC16 ,  4F071BC17
引用特許:
審査官引用 (8件)
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