特許
J-GLOBAL ID:200903071721065235

電気車制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-008798
公開番号(公開出願番号):特開2005-204425
出願日: 2004年01月16日
公開日(公表日): 2005年07月28日
要約:
【課題】主電動機駆動インバータの1パルスモードにおいて、車輪・レール間の接線力対応トルク推定遅れのため、粘着力の有効利用が図れなくなることがある。【解決手段】インバータの1パルスモード中に空転・滑走を検知した場合に、車輪・レール間の接線力対応トルクの推定値から演算した再粘着させるためのトルク指令値の最小値を所定期間指令し終わった時点で、動輪がまだ再粘着途中であるときにそれまでのトルク指令値よりさらに小さいトルクを指令して再粘着させ、その後空転・滑走検知時点で演算したトルク指令予定値を少し小さな値に修正したトルクを指令するようにし、また前記トルク指令値の最小値を所定期間指令したとき再粘着に向かうことがなかった場合、前記事例よりもさらに小さいトルクを指令して再粘着させ、その後トルク指令予定値を前記事例よりさらに小さな値に修正して指令して、確実に再粘着させることができるようにする。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
オブザーバなどの手法を用いて空転・滑走を検出したときの車輪・レール間の接線力に対応した主電動機軸上で見たトルクを推定し、前記推定トルクをもとに空転・滑走を検知した場合に空転・滑走している動輪を再粘着させるに必要なトルク指令値の最小値Tau_c_minを演算して、前記トルク指令値の最小値Tau_c_minを所定の期間T1の間指令し、前記所定の期間T1経過後に、前記推定トルクより僅かに小さいトルクTau_c_mu_cへ向かってトルク指令値を速やかに増大させ、前記推定トルクより僅かに小さいトルクTau_c_mu_cにトルク指令値が達した時点から一定の期間T2の間Tau_c_mu_cなるトルクを指令し続けた後、前記期間T2の間に空転・滑走を検知することがない場合に、一定の期間T2経過後に徐々にトルク指令値を増大するようにトルク制御を行うようにした再粘着制御機能を有するインバータ制御車両を制御する電気車制御装置において、 主電動機駆動用インバータが1パルスモードであるときに空転・滑走を検知した場合に、前記トルク指令値の最小値Tau_c_minを前記所定の期間T1指令した時点において、空転を検知した場合にあっては動輪の加速度がマイナスの値にある場合に、また滑走を検知した場合にあっては動輪の加速度がプラスの値にある場合に、それまで指令していた前記トルク指令値の最小値Tau_c_minのk1倍のトルクを前記所定の期間T1経過した時点以降指令するようにし、空転を検知した場合にあっては動輪の加速度がゼロかプラスの値になるまで、また滑走を検知した場合にあっては動輪の加速度がゼロかマイナスの値になるまで、前記トルク指令値の最小値Tau_c_minのk1倍のトルクを指令し続け、空転を検知した場合にあっては動輪の加速度がゼロかプラスの値になった時点から、また滑走を検知した場合にあっては動輪の加速度がゼロかマイナスの値になった時点から、トルク指令値を前記Tau_c_mu_cのk2倍したトルクへ向かってトルク指令値を速やかに増大させ、前記Tau_c_mu_cのk2倍したトルクにトルク指令値が達した時点から一定期間T2の間前記Tau_c_mu_cのk2倍したトルクを指令し続けるようにしたことを特徴とする電気車制御装置。
IPC (2件):
B60L9/16 ,  B61C15/12
FI (2件):
B60L9/16 B ,  B61C15/12
Fターム (16件):
5H115PA08 ,  5H115PC02 ,  5H115PG01 ,  5H115PI01 ,  5H115PI29 ,  5H115PU08 ,  5H115PV09 ,  5H115QE14 ,  5H115QN13 ,  5H115QN28 ,  5H115RB21 ,  5H115SE03 ,  5H115TB06 ,  5H115TO02 ,  5H115TO12 ,  5H115TO13
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平1-097102
  • 特開平1-231609
  • 電気車制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-004649   出願人:株式会社日立製作所
全件表示

前のページに戻る