特許
J-GLOBAL ID:200903072334871955

銅合金材とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 和田 憲治 ,  小松 高 ,  萩原 康司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-081460
公開番号(公開出願番号):特開2004-285449
出願日: 2003年03月24日
公開日(公表日): 2004年10月14日
要約:
【課題】低価格で優れたプレス成形性、強度、弾性および導電性を有し、特にR/t≦0.5の180°曲げ加工によっても曲げ部に割れが生じないほどに曲げ加工性に優れたコネクタ用銅合金材およびその製造方法を提供する。【解決手段】Znを15〜45wt%、Snを0.1〜4.5wt%含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成の銅基合金を被加工材とし、冷間圧延と焼鈍とを繰り返して所定板厚の板材に加工する銅合金材製造に際し、材料表面におけるすべり系の集積度を反映する結晶方位パラメーターS(ND)を指標としてすべり系の表面集積度を調節する手法を導入した。S(ND)は材料表面のX線回折強度に基づいて下記(1)式により算定する:S(ND) = (I/Cu{311}+I/Cu{200})÷(I/Cu{220}+I/Cu{111}) ...(1)0.3≦S(ND)≦0.5 の範囲に調節することにより所期の効果が得られる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
Zn:15〜45wt%とSn:0.1〜4.5wt%とを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成の銅合金材であってその板材の材料表面のX線回折強度から、下記(1)式により定まるパラメータ: S(ND) = (I/Cu{311}+I/Cu{200}) ÷ (I/Cu{220}+I/Cu{111}) ...(1) [ただし、式中のI/Cu{abc}は測定試料の{abc}面回折強度I{abc}と標準銅試料の{abc}面回折強度Cu{abc}の比:I{abc}/Cu{abc}を表す]が下記(2)式: 0.3 ≦ S(ND) ≦0.5 ...(2) を満たし、かつ、該板材をその展伸方向と直角方向に180°曲げ加工したときの加工可能な最小曲げ半径Rとその時の板材厚さtとの比 R/t が下記(3)式: R/t ≦ 1.0 ... (3) を満たすことを特徴とする銅合金材。
IPC (2件):
C22C9/04 ,  C22F1/08
FI (2件):
C22C9/04 ,  C22F1/08 K
引用特許:
審査官引用 (7件)
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