特許
J-GLOBAL ID:200903073152626919

高熱発生を伴なう高速切削加工ですぐれた耐摩耗性を発揮する炭窒化チタン基サーメット製スローアウエイチップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-173463
公開番号(公開出願番号):特開2006-346776
出願日: 2005年06月14日
公開日(公表日): 2006年12月28日
要約:
【課題】高熱発生を伴なう高速切削加工ですぐれた耐摩耗性を発揮するTiCN基サーメット製スローアウエイチップを提供する。【解決手段】質量%で、WC:20〜30%、TaCおよびNbCのうちの1種または2種:5〜10%、Co:5〜10%、Ni:5〜10%、TiCN:残り(ただし、50〜60%含有)であり硬質相:75〜90面積%、結合相および不可避不純物:残り、からなる組織を有すると共に、上記硬質相は、芯部が炭窒化チタン相、周辺部がTiおよびWと、TaおよびNbのうちのいずれか、または両方の複合炭窒化物相からなる特定な有芯構造の第1、2硬質相、及び単相構造の第3硬質相で構成され、さらに上記結合相は、結合相に占める割合で、Co:18〜33%、Ni:20〜35%、Tiと、TaおよびNb:合量で5%以下、Wおよび不可避不純物:残り、の組成を有するW-Co-Ni系合金からなるスローアウエイチップ。【選択図】図1
請求項(抜粋):
(a)質量%で、炭化タングステン:20〜30%、 炭化タンタルおよび炭化ニオブのうちの1種または2種:5〜10%、 Co:5〜10%、 Ni:5〜10%、 炭窒化チタン:残り(ただし、50〜60%含有)、 からなる配合組成を有する圧粉体の焼結体である炭窒化チタン基サーメットで構成され、 (b)上記炭窒化チタン基サーメットは、走査型電子顕微鏡による組織観察で、 硬質相:75〜90面積%、 結合相および不可避不純物:残り、 からなる組織を有すると共に、上記硬質相は、 (1)芯部が炭窒化チタン相、周辺部がTiおよびWと、TaおよびNbのうちのいずれか、または両方の複合炭窒化物[以下、(Ti,W,Ta/Nb)CNで示す]相からなる有芯構造の第1硬質相、 (2)芯部および周辺部の両方が(Ti,W,Ta/Nb)CN相からなる有芯構造の第2硬質相、 (3)炭窒化チタン相からなる単相構造の第3硬質相、 以上(1)〜(3)で構成され、さらに上記結合相は、結合相に占める割合で、かつ質量%で、 Co:18〜33%、 Ni:20〜35%、 Tiと、TaおよびNbのうちのいずれか、または両方:合量で5%以下、 Wおよび不可避不純物:残り(ただし、W:40〜60%含有)、 からなる組成を有するW-Co-Ni系合金からなること、 を特徴とする高熱発生を伴なう高速切削加工ですぐれた耐摩耗性を発揮する炭窒化チタン基サーメット製スローアウエイチップ。
IPC (3件):
B23B 27/14 ,  C22C 27/04 ,  C22C 29/04
FI (3件):
B23B27/14 B ,  C22C27/04 101 ,  C22C29/04 A
Fターム (8件):
3C046FF34 ,  3C046FF38 ,  3C046FF40 ,  3C046FF44 ,  3C046FF48 ,  3C046FF50 ,  3C046FF52 ,  3C046FF53
引用特許:
出願人引用 (4件)
全件表示
引用文献:
前のページに戻る