特許
J-GLOBAL ID:200903073261125156

ディファレンシャル機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 馨 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-531571
公開番号(公開出願番号):特表平11-504698
出願日: 1997年03月06日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】ディファレンシャル機構は、軸(X-X)を中心として回転可能な2つの出力カム部材(16,17)を備えており、各出力カム部材は、相互傾斜表面対(24,25;26,27)を含む波形の単一の円錐台形カム表面(22,23)を有している。カムフォロワが、出力カム部材のカム表面(22,23)と係合する端面(29,30;32,33)を備えており、前記出力カム部材(16,17)の相対回転によってカムフォロワ(28)が軸方向に摺動するようになっている。入力部材(11)がフォロワ(28)を摺動可能に支持し、フォロワを出力カム部材(22,23)に対して円周方向に移動させる。第1摩擦表面(16c)が少なくとも一方の出力カム部材(16,17)と作動結合され、出力カム部材の回転軸(X-X)と垂直な平面に対して鋭角(W)を成して傾斜している。同様に傾斜した第2摩擦表面(13c,14c)が入力部材(11,13,14)と作動結合されている。第1及び第2摩擦表面(16c,13c)が互いに摩擦係合することにより、摩擦トルクFTが発生し、それが出力カム部材間の相対回転時に出力カム部材(16,17)からのトルク出力の比を変更する。
請求項(抜粋):
相互に傾斜する表面対(24,25;26,27)を含む波状の形状の単一の円錐台形のカム表面(22,23)を各々が有して1つの軸(X-X)を中心として回転可能な2つの出力カム部材(16,17)と、該出力カム部材のカム表面と係合する端面(29,30;32,33)を有する複数のカムフォロワ(28)とを備え、前記出力カム部材(16,17)の相対回転によって前記カムフォロワ(28)が軸方向に摺動するように構成されており、更に、前記フォロワ(28)を摺動可能に支持し該フォロワを前記出力カム部材に対して円周方向に移動させる入力部材(11)を備えた、ディファレンシャル機構であって、少なくとも一方の前記出力カム部材(16,17)と作動結合すると共に出力カム部材の回転軸(X-X)と垂直な平面に対して鋭角(W)を成して傾斜する第1摩擦表面(16c,17c)と、入力部材(11,13,14)又は他方の出力カム部材(130)と作動結合すると共に前記第1摩擦表面と同様に傾斜する第2摩擦表面(13c,14c)とが設けられており、前記第1及び第2摩擦表面(16c,17c;13c,14c)が互いに摩擦係合することにより摩擦トルクが発生し、該摩擦トルクにより、前記相対回転の発生時に前記出力カム部材(16,17)からのトルク出力の比が変更されることを特徴とする、ディファレンシャル機構。
引用特許:
審査官引用 (11件)
  • 特開昭60-240526
  • 差動機構
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平7-502566   出願人:オートモーティヴ・プロダクツ・パブリック・リミテッド・カンパニー
  • 特表平3-502356
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