特許
J-GLOBAL ID:200903074328943157

サーマルプロテクタ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-153066
公開番号(公開出願番号):特開2002-352685
出願日: 2001年05月22日
公開日(公表日): 2002年12月06日
要約:
【要約】【目的】動作特性の安定したサーマルプロテクタを得る。【構成】サーマルプロテクタ1は金属製密閉容器に弾性板11で保持された熱応動板12を収納している。熱応動板12は浅い皿状に絞り成形された長円形で、その両端近傍に可動接点14が固着されている。可動接点は固定接点8と接離可能に対向しており、押圧片15の先端15Aが熱応動板12の中央近傍を押すことで接点圧力が調整されると共に熱応動板の動作温度が校正される。熱応動板12と弾性板11とは固着片13を介して接続され、この接続部をあて板16と押圧板15との隙間に配置する。この間隔は熱応動板と弾性板との接続部を拘束しない所定の間隔とされている。【効果】あて板16と押圧板により弾性板11を薄くしても熱応動板が傾くのを防ぐことができ、動作温度の校正が容易になる。
請求項(抜粋):
金属板の長手方向両端近傍に各々貫通孔を設けこれらの貫通孔に導電性のリード端子ピンを電気絶縁性の充填材により気密に貫通固定した蓋板と、この蓋板の周縁部に開口端面が気密に溶接され密閉容器を構成する概ね長ドーム型のハウジングとを有し、各リード端子ピンの前記密閉容器内側には固定接点が固定接点支持体を介して導電的に固着されており、ハウジングの内側面には動作温度較正用の押圧片が溶接等の方法で固着され、さらに金属製の熱応動板支持体が前記押圧片と干渉しないように長手方向に充分な間隔をおいて二ヶ所でハウジング内側の面に固着され、熱応動板支持体には浅い皿状に絞り成形したことによって異なる温度に応じてスナップ的に湾曲方向を変える熱応動板が弾性板を介して導電的に接続固定され、この熱応動板は前記皿状絞り中心に対してほぼ対称に2個の可動接点が前記固定接点に対応して開閉可能に取付けられており、前記押圧片に対向する位置に規制部材を配置し、この規制部材と押圧片との間に所定の隙間を設けてこの隙間に熱応動板と弾性板との固定部を遊挿配置し、前記押圧片は熱応動板の通常凸となる側の絞り中心近傍に押圧片と熱応動板との間に流れるバイパス電流が実質的に問題にならないような状態で当接し、熱応動板と弾性板との固定部近傍が押圧板または規制部材と近接またはバイパス電流が実質的に問題にならないような状態で当接しており、前記ハウジングの押圧片固着部近傍を外面側から外力を加えて変形し押圧片により熱応動板への押圧力を調整することにより可動接点と固定接点との接点圧力を加減し所定の温度に於いて可動接点が固定接点から開離するように動作温度の較正ができることを特徴とするサーマルプロテクタ。
Fターム (4件):
5G041DA11 ,  5G041DA17 ,  5G041DB01 ,  5G041DC03
引用特許:
審査官引用 (3件)

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