特許
J-GLOBAL ID:200903075710589254

燐を含む廃棄物焼却灰から燐を回収する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細江 利昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-304691
公開番号(公開出願番号):特開平9-145038
出願日: 1995年11月22日
公開日(公表日): 1997年06月06日
要約:
【要約】【課題】 従来の廃棄物焼却灰の処理においては、単に、焼却灰を溶融処理するだけの範囲に留まっており、その焼却灰中の燐成分を有効利用しようとする試みは、ごく一部のものを除き、殆どなされていない。【解決手段】 還元性雰囲気に保たれている密閉型電気抵抗式溶融炉の本体1内へ燐を含む廃棄物焼却灰と共に粉コークスを装入して溶融処理する。焼却灰中の燐化合物が還元されて元素燐が生成し、揮散する。元素燐を含む排ガスをガス排出口7から排出させ、この排ガスを除塵器10でダスト除去した後、燃焼室11へ送る。燃焼室11では、導入した空気によって元素燐を酸化させ、五酸化燐を生成させる。次いで、吸収塔12で五酸化燐を水に吸収させ、燐酸にする。廃棄物焼却灰中の燐は燐酸の形態で回収される。
請求項(抜粋):
還元性雰囲気に保たれている密閉型電気炉に燐を含む廃棄物焼却灰と共に炭素源を装入して溶融処理し、前記焼却灰中の燐化合物が還元されて揮散した元素燐の蒸気を含む排ガスを抜き出し、この排ガスに空気を混合し、前記元素燐を酸化して五酸化燐を生成させ、次いで、五酸化燐を含む排ガスを水と接触させ、五酸化燐を水に吸収させて燐酸を生成させ、前記焼却灰中の燐を燐酸の形態で回収することを特徴とする燐を含む廃棄物焼却灰から燐を回収する方法。
IPC (2件):
F23J 1/00 ,  F23G 7/00 ZAB
FI (2件):
F23J 1/00 A ,  F23G 7/00 ZAB E
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (6件)
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