特許
J-GLOBAL ID:200903075788542254

適応等化器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-095878
公開番号(公開出願番号):特開平9-266458
出願日: 1996年03月27日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】適応等化器のハードウェア規模を大幅に縮小し、軽量化,小型化,低消費電力化,低価格化を図る。【解決手段】レプリカ信号生成器21,誤差信号計算用減算器22,ブランチメトリックを計算する二乗和演算器23,回線歪み推定器26の処理に、高速の動作クロックを用いたパイプライン処理を適用し、1状態遷移分を順次処理するように構成した。
請求項(抜粋):
回線歪みのあるディジタル通信回線の復調側に実装され、回線の歪みを推定した回線歪み情報を用いて送信された系列を推定する適応等化器であって、送信系列の各状態の遷移に相当する送信系列候補を、時刻nTにおける1つの状態に連なるものより順次発生させる候補系列発生器(20)と、誤差信号と最尤状態信号とにより回線歪みを推定する回線歪み推定器(26)と、該回線歪み推定器からの回線歪み信号で前記送信系列候補を畳込み演算することによりレプリカ信号を生成して出力するレプリカ信号生成器(21)と、シンボル周期T以下の時間間隔でA/D変換された受信信号から前記レプリカ信号を減算して誤差信号を算出し逐次出力する減算器(22)と、該誤差信号を逐次記憶し、後段の最小値セレクタ(25)から出力される最尤状態に従って最尤な誤差信号を選択し前記回線歪み推定器(26)へ出力する誤差信号レジスタ(24)と、前記誤差信号の大きさを表すブランチメトリックを計算し逐次出力する二乗和演算器(23)と、該ブランチメトリックと、時刻(n-1)T(但し、Tはシンボル周期)までの各状態につながる最尤なブランチメトリックの累算値で与えられるパスメトリックとを加算し、該加算値を現時刻nTにおけるパスメトリックとして逐次算出する加算器(28)と、前記現時刻nTにおける1状態分への遷移に相当するパスメトリックを入力する毎に、この中で最小なパスメトリックを選択して出力すると共に、最小パスメトリックが得られる最尤状態を前記誤差信号レジスタ(24)と前記回線歪み推定器(26)とへ出力する最小値セレクタ(25)と、前記時刻(n-1)Tまでの各状態につながるパスメトリックを前記加算器(28)へ出力するとともに、前記最小値セレクタからの出力を時刻nTにおける各状態のパスメトリックとして記憶しておくパスメトリックメモリ(29)と、前記最小パスメトリックが入力され、その中から最小のパスメトリックを選択してその最尤状態を復調出力とする最尤パス推定器(27)とを備えたことを特徴とする適応等化器。
IPC (4件):
H04B 7/005 ,  H04L 25/03 ,  H04L 25/08 ,  H03M 13/12
FI (4件):
H04B 7/005 ,  H04L 25/03 C ,  H04L 25/08 B ,  H03M 13/12
引用特許:
審査官引用 (2件)

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