特許
J-GLOBAL ID:200903076247396278
光学用フイルムの製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-000605
公開番号(公開出願番号):特開平9-187828
出願日: 1996年01月08日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】【課題】光学特性に優れた光学用フイルムを、ポリカーボネートの流延製膜法により生産性良く製造することを目的とする。【解決手段】ポリカーボネートの溶媒含有フイルムをキャスティング支持体より剥離した後、次の4段階の工程を連続的に経てフイルムを室温にまで冷却する。第1工程:雰囲気温度15〜40°Cにて、フイルムの搬送方向に張力を1平方cm当たり5〜15kgかけつつ、2〜4分間搬送。第2工程:ピンテンターを用いフイルム幅方向の断面が懸垂線を描く状態で、雰囲気温度Tg-25〜Tg-10°C(Tgはポリカーボネートのガラス転移温度)にて、2〜6分間搬送。第3工程:ロール懸垂型乾燥機を用い、雰囲気温度Tg-10〜Tg°Cにて、1平方cm当たり0.5〜1.5kgの張力をかけつつ、30〜90分間搬送。第4工程:フイルムを室温まで冷却。
請求項(抜粋):
フイルム面内の主屈折率をnxとny、フイルム厚み方向の主屈折率をnzとし、フイルムの厚さをdとしたときに、10nm≦(nx-ny)×d≦70nm、かつ-5°≦遅相軸角度≦5°、さらに[(nx+ny)/2-nz]×d≦30nmとなる光学特性を有する光学用フイルムを、ポリカーボネートの流延製膜法により製造する方法において、ポリカーボネートの溶媒含有フイルムをキャスティング支持体より剥離した後、次の4段階の工程を連続的に経てフイルムを室温にまで冷却する際に、第1工程では、雰囲気温度が15〜40°Cのもとで、フイルムの搬送方向に張力を1平方cm当たり5〜15kgかけつつ、2〜4分間搬送し、第2工程ではピンテンターにフイルムを送り込み、ポリカーボネートのガラス転移温度であるTgに対して、雰囲気温度がTg-25〜Tg-10°Cのもとで、ピンテンターのレール幅をフイルム幅よりも2.5〜7.5%縮小させた状態で、ピンクリップによリフイルム幅方向の両縁部を把持しながら、フイルム幅方向の断面が懸垂線を描く状態で、2〜6分間搬送し、第3工程ではロール懸垂型乾燥機にフイルムを送り込み、雰囲気温度がTg-10〜Tg°Cのもとで、1平方cm当たり0.5〜1.5kgの張力をかけつつ、30〜90分間搬送し、そして第4工程ではフイルムを室温まで冷却することを特徴とする光学用フイルムの製造方法。
IPC (6件):
B29C 41/12
, B29C 41/24
, B29C 47/88
, G02B 5/30
, B29K 67:00
, B29L 11:00
FI (4件):
B29C 41/12
, B29C 41/24
, B29C 47/88
, G02B 5/30
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