特許
J-GLOBAL ID:200903077217298880

リターゲティングされる毒素結合体の設計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 南條 博道
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-525899
公開番号(公開出願番号):特表2007-505094
出願日: 2004年09月13日
公開日(公表日): 2007年03月08日
要約:
本発明は、医学的状態または医学的疾患の治療に用いられるリターゲティングされる毒素結合体を設計するための方法を提供する。また、医学的状態または医学的疾患の治療のための医薬品の製造における該結合体の使用も提供される。該結合体は、ターゲティング部分を含み、この部分は、所望の標的細胞に結合体を指向させる。結合体は、標的細胞で細胞外融合を増大させるターゲティング部分によって特徴付けられる。本発明はまた、ターゲティング部分としての使用に適したアゴニストを同定するための方法、および該ターゲティング部分を含む、治療目的の細胞に毒素をリターゲティングする結合体を調製するための方法を提供する。特に、本発明は、毒素結合体を設計するための方法を記載し、そして細胞プロセスを阻害または減少する、該結合体の治療への応用を記載する。さらにより詳細には、本発明は、エキソサイトーシスを阻害可能な非細胞傷害性毒素(例えば、クロストリジウム神経毒素)に基づいて毒素結合体を設計するための方法を記載し、そしてエキソサイトーシス(例えば、分泌、または細胞の原形質膜へのタンパク質(例えば、レセプター、トランスポーター、および膜チャネル)の送達)を阻害または減少する、該結合体の治療への応用を記載する。
請求項(抜粋):
標的細胞における細胞外融合の阻害または低減のために、非細胞傷害性毒素結合体を設計する方法であって、該方法が、 (A)該標的細胞において細胞外融合を増大するアゴニストを同定する工程;ならびに (B)剤を調製する工程であって、該剤が、 (i)ターゲティング部分(TM)であって、これは、該標的細胞上の結合部位に該剤を結合させ、該結合部位は、エンドサイトーシスを受けて該標的細胞内のエンドソームに取り込まれ、該TMは、工程(A)によって同定可能であるアゴニストである、TM; (ii)非細胞傷害性プロテアーゼまたはそれらのフラグメントであって、該標的細胞の細胞外融合器官のタンパク質を切断し得る、プロテアーゼまたはプロテアーゼフラグメント;および (iii)トランスロケーションドメインであって、該エンドソームの内部から該エンドソームの膜を横断して該標的細胞のサイトゾルへと、該プロテアーゼまたはプロテアーゼフラグメントをトランスロケートさせる、ドメイン を含む剤である、工程 を含む、方法。
IPC (1件):
A61K 47/48
FI (1件):
A61K47/48
Fターム (1件):
4C076EE59A
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
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