特許
J-GLOBAL ID:200903078332586356

車両の安定制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-309949
公開番号(公開出願番号):特開平8-142841
出願日: 1994年11月17日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】 スプリット路面を走行中に制動力制御が開始した時においても確実に車両の操縦安定性を維持する。【構成】 運転状態検出手段DSが検出した車両の運転状態に応じて、後輪舵角制御手段RCによって車両後方の車輪RL,RRの舵角を制御する。更に、摩擦係数推定手段FEが推定した摩擦係数に基づき、スプリット路面判定手段SDにより車両がスプリット路面を走行中か否かを判定する。スプリット路面を走行中に制動作動が行なわれ、制動力制御手段BCによる制動力制御が開始すると、後輪初期制御手段PCによって、高摩擦係数側の車輪に対する制動力が時間に依存して緩やかに上昇するように制御し、ヨーモーメントの発生を抑える。
請求項(抜粋):
車両の各車輪に装着し制動力を付与するホイールシリンダと、ブレーキペダルの操作に応じてブレーキ液を昇圧し前記ホイールシリンダの各々にブレーキ液圧を付与する液圧発生装置と、該液圧発生装置と前記ホイールシリンダの各々との間に介装し前記ブレーキ液圧を制御する液圧制御装置と、前記各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段の検出車輪速度に基づき前記液圧制御装置を駆動し、前記各車輪に付与する制動力を制御する制動力制御手段と、前記車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記車両後方の車輪を操舵可能に支持すると共に、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき前記車両後方の車輪の舵角を制御する後輪舵角制御手段とを備えた車両の安定制御装置において、前記各車輪の走行路面に対する摩擦係数を推定する摩擦係数推定手段と、該摩擦係数推定手段が推定した前記各車輪の摩擦係数に基づき走行路面がスプリット路面か否かを判定するスプリット路面判定手段と、前記制動力制御手段による制動力制御開始時に前記スプリット路面判定手段がスプリット路面と判定したときには、前記制動力制御手段を制御し前記車両後方の車輪のうち高摩擦係数側のホイールシリンダに供給するブレーキ液圧を、供給時間の経過に応じて緩やかに増圧する後輪初期制御手段を備えたことを特徴とする車両の安定制御装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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