特許
J-GLOBAL ID:200903078374249627

ロータリトランスのギャップ形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-132101
公開番号(公開出願番号):特開2000-322702
出願日: 1999年05月13日
公開日(公表日): 2000年11月24日
要約:
【要約】【課題】 インダクタンスのバラツキを抑制し、ギャップ及びインダクタンスの精度を向上できるとともに、ロータリトランスの二次側と磁気ヘッド切り離しを不要にする。【解決手段】 ギャップ形成前のロータリトランス28の二次側に記録再生ヘッド20を接続したままで二次側のインダクタンスを測定し、この測定結果から目標トータルインダクタンスをマスターカーブから決定し、そして、圧入時にロータリトランス28のトータルインダクタンスを測定器32で測定し、目標トータルインダクタンスになる直前のエアギャップの変化に対するトータルインダクタンスの変化量から圧入移動距離を補正して最終目標トータルインダクタンスを決定し最終ギャップを形成する。
請求項(抜粋):
中心に回転可能な軸が上方に突出された固定側シリンダと、前記固定側シリンダの上面箇所に取着され、一次巻線を有する円盤状の一次側磁気コアと、前記固定側シリンダの上方に配設され、かつ中心部に前記軸が圧入固定され、外周部に記録再生ヘッドが設けられた回転側シリンダと、前記回転側シリンダの下面箇所に取着され、前記記録再生ヘッドに接続された二次巻線を有する円盤状の二次側磁気コアを備え、前記一次側磁気コアと二次側磁気コアを所定のエアギャップを介して相対向させることによりロータリトランスを構成するようにしたロータリトランスのギャップ形成方法であって、前記二次側磁気コアの二次巻線に前記記録再生ヘッドを接続した状態の二次巻線のインダクタンスを測定する第1の工程と、前記第1の工程によるインダクタンスの測定結果を基に定寸エアギャップに対する目標トータルインダクタンス及び目標エアギャップのいずれか一方もしくは両方を予め設定する第2の工程と、前記回転側シリンダの中心部に前記軸を圧入して前記一次側磁気コアと二次側磁気コアが互いに接近する方向に相対移動させる第3の工程と、前記第3の工程による相対移動時に前記一次側磁気コアの一次巻線に接続した測定器により前記記録再生ヘッドを含むロータリトランスのトータルインダクタンスを測定するとともに前記目標トータルインダクタンスまたは目標エアギャップになる直前のエアギャップの変化に対するトータルインダクタンスの変化量を測定する第4の工程と、前記トータルインダクタンスの変化量から前記相対移動距離を補正して最終目標トータルインダクタンスを決定する第5の工程と、前記最終目標トータルインダクタンスに達した時点で前記圧入を終了させてエアギャップを形成する第6の工程と、を備えることを特徴とするロータリトランスのギャップ形成方法。
IPC (2件):
G11B 5/02 ,  H01F 38/14
FI (3件):
G11B 5/02 M ,  H01F 23/00 P ,  H01F 23/00 D
Fターム (3件):
5D091AA04 ,  5D091EE04 ,  5D091EE07
引用特許:
審査官引用 (6件)
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