特許
J-GLOBAL ID:200903079018330718

低温靱性に優れた高張力鋼材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-010460
公開番号(公開出願番号):特開平9-202919
出願日: 1996年01月24日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】【課題】 本発明は高価な合金元素の添加や生産性の劣る複雑な熱間加工あるいは熱処理工程を必要とせず、平均α粒径が3μm 以下でかつ混粒度が小さい整粒の超細粒α組織を有する低温靱性の優れた高張力鋼材の製造方法を提供する。【解決方法】 所定の成分範囲に限定し、かつ0.1から1μm 径の酸化物粒子を分散させた鋼片をγ域での圧延の後、0.1°C/秒〜10°C/秒で冷却し、フェライトの割合が50〜90%である状態から累積圧下率が30〜90%である仕上圧延を650〜750°Cの温度で終了して全厚にわたって平均粒径が3μm以下で均一整細粒の超細粒組織を得ることによって低温靱性に優れた厚鋼板を製造する。
請求項(抜粋):
酸化物粒子を除いた成分として、重量%で(以下同じ)、C:0.01〜0.20%、Si:0.03〜1.0%、Mn:0.30〜2.0%、Al:0.001〜0.1%、N:0.001〜0.01%を含有し、不純物としてのP、Sを、P≦0.015%、S≦0.010%に制限し、さらに粒子径が0.1〜1μmの酸化物粒子を母材面積1μm2 当たり0.02〜0.5個含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼片をAc3 変態点〜1250°Cに加熱し、オーステナイト域で累積圧下率が10〜70%の粗圧延の後、仕上圧延開始まで0.1〜10°C/秒で冷却し、フェライトの割合が50〜90%である状態から累積圧下率が30〜90%である仕上圧延を650〜750°Cの温度で終了することを特徴とする低温靱性に優れた高張力鋼材の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (10件)
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