特許
J-GLOBAL ID:200903079094252130

原子炉内に設置された円筒状構造物の予防保全方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 明夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-273746
公開番号(公開出願番号):特開平10-118931
出願日: 1996年10月16日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】【課題】原子炉の炉内のシュラウド等円筒状構造機器の溶接部の引張り残留応力をキャビテーション気泡の崩壊圧力のピーニング作用により圧縮残留応力に改善し、応力腐食われを防止する予防保全装置を提供する。【解決手段】上部アタッチメント15、下部アタッチメント20、フレーム21、ノズル24と位置・溶接線検知センサ37、38を搭載したノズルヘッド8、ノズル駆動部10とノズルヘッド8をつなぐ平行リンク32で構成される予防保全装置1を原子炉の炉内のシュラウド等の円筒状構造物の中にセットし、溶接部に高圧水のジェット25を噴射し残留応力を改善する。高圧水は高圧ポンプ16により発生させ、高圧ポンプ16と予防保全装置1は制御盤9により制御される。原子炉の炉内のシュラウド等円筒状構造機器の溶接部、特に隅角部や狭隘部の溶接部の引張り残留応力が圧縮残留応力に改善される。
請求項(抜粋):
シュラウドサポートレグと、シュラウドサポートシリンダと、シュラウド等から構成される原子炉圧力容器内の円筒状構造物の溶接部における引張り残留応力を低減するために、上部にノズルヘッドを搭載したノズル駆動部昇降機構と本体回転機構を備えた上部アタッチメントと、下部に着座機構を備えた下部アタッチメントと、前記上部アタッチメントと下部アタッチメントを連結するフレームと、前記ノズルヘッドをノズルヘッド昇降軸と平行な軸の周りに回転可能に支持する機構とからなるウォータージェットピーニング装置を前記円筒状構造物の外周部に設置した後に、前記ノズルヘッドに設けた溶接線検知・位置決めセンサをジェット水を噴射せずに施工対象範囲を前以て走査し、位置と溶接線を検出してピーニング経路及び、ピーニング経路走行中の噴射距離と姿勢を決め、しかる後に、前記ノズルからジェット水を噴射しながら前記施工対象部を走査するか、走査中前記ノズルの動きに追従しながら溶接線検知・位置決めセンサで設定経路と設定噴射距離を確認しつつ走査するかの内何れか一方の方法によって施工することを特徴とする原子炉内に設置された円筒状構造物の予防保全方法。
引用特許:
審査官引用 (10件)
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