特許

J-GLOBAL ID：200903079426606691

低熱膨張Ni基超合金の製造方法

発明者： 植田 茂紀 ,  野田 俊治 ,  山本 隆一 ,  角屋 好邦 ,  馬越 龍太郎 ,  西本 慎
出願人/特許権者： 大同特殊鋼株式会社 ,  三菱重工業株式会社
代理人 (1件)： 吉田 和夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2004-132135
公開番号（公開出願番号）：特開2005-314728
出願日： 2004年04月27日
公開日（公表日）： 2005年11月10日
要約：

【課題】蒸気タービンの締結ボルト等として求められる、より高い高温クリープ破断強度を有する低熱膨張Ni基超合金の製造方法を提供する。【解決手段】質量%でC:≦0.15%,Si:≦1%,Mn:≦1%,Cr:5〜20%,Mo,W,Reの1種又は2種以上をMo+1/2(W+Re):17〜27%,Al:0.1〜2%,Ti:0.1〜2%,Nb,TaをNb+Ta/2:≦1.5%,Fe:≦10%,Co:≦5%,B:0.001〜0.02%,Zr:0.001〜0.2%,残部Ni及び不可避成分の組成を有する合金を1000〜1200°Cの温度で固溶化熱処理した後、850〜1000°C未満,1〜50時間の条件で粒界炭化物を塊状化し安定化する炭化物安定化処理を施した上で、更に720〜900°C,1〜50時間の条件で1段目の時効処理を施してγ ́相を析出させ、その後に550〜700°C,5〜100時間の条件で2段目の時効処理を施してA2B相を析出させる処理を施す。【選択図】 なし

請求項（抜粋）：

質量%で C :≦0.15% Si:≦1% Mn:≦1% Cr:5〜20% Mo,W,Reの1種又は2種以上を Mo+1/2(W+Re):17〜27% Al:0.1〜2% Ti:0.1〜2% Nb,Taを Nb+Ta/2:≦1.5% Fe:≦10% Co:≦5% B :0.001〜0.02% Zr:0.001〜0.2% 残部Ni及び不可避成分の組成を有する合金を1000〜1200°Cの温度で固溶化熱処理した後、850〜1000°C未満,1〜50時間の条件で粒界炭化物を塊状化し安定化する炭化物安定化処理を施した上で、更に720〜900°C,1〜50時間の条件で1段目の時効処理を施してγ ́相を析出させ、その後に550〜700°C,5〜100時間の条件で2段目の時効処理を施してA2B相を析出させる処理を施すことを特徴とする低熱膨張Ni基超合金の製造方法。

IPC (2件)：

C22F1/10 ,  C22C19/05

FI (2件)：

C22F1/10 H ,  C22C19/05 C

引用特許：

出願人引用 (5件)

• オーステナイト系低熱膨張Ni基超合金およびその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2001-195741   出願人：三菱重工業株式会社, 大同特殊鋼株式会社
• 低熱膨張Ni基超合金
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平11-056059   出願人：三菱重工業株式会社, 大同特殊鋼株式会社
• 高温ボルト材
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-128589   出願人：三菱重工業株式会社
• 耐高温硫化腐食性に優れたNi基合金の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2000-278277   出願人：日立金属株式会社, 株式会社荏原製作所
• 耐粒界破壊性を有するNi基合金の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-158977   出願人：住友金属工業株式会社

審査官引用 (4件)

• オーステナイト系低熱膨張Ni基超合金およびその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2001-195741   出願人：三菱重工業株式会社, 大同特殊鋼株式会社
• 高温ボルト材
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-128589   出願人：三菱重工業株式会社
• 耐高温硫化腐食性に優れたNi基合金の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2000-278277   出願人：日立金属株式会社, 株式会社荏原製作所
• 耐粒界破壊性を有するNi基合金の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-158977   出願人：住友金属工業株式会社