特許
J-GLOBAL ID:200903079481680647

セルロースアシレート溶液の調製方法、セルロースアシレート溶液、セルロースアシレートフィルム、およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 恭弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-074141
公開番号(公開出願番号):特開2003-268117
出願日: 2002年03月18日
公開日(公表日): 2003年09月25日
要約:
【要約】【課題】 セルロースアシレートを非塩素系有機溶媒により溶解した高速流延可能な溶液、及び、良好な面状のセルロースアシレ-トフィルムを提供すること。【解決手段】 セルロースアシレートを非塩素系有機溶媒から構成される混合溶媒により、常温溶解法、冷却溶解法、又は高温溶解法のいずれかの方法により溶解したセルロースアシレート溶液であって、非塩素系有機溶媒が、酢酸メチル等の第1の溶媒、及びアセトン等またはアセト酢酸エステルから選ばれる第2の溶媒からなり、溶解後に炭素数が1〜10のアルコール等から選ばれる第3の溶媒を添加する工程を有し、この添加後のセルロースアシレートの濃度が溶液の15〜30質量%であり、第3の溶媒を添加することにより、最大粒径値を与える最大ピーク値(nm)が大きい方向に移動するセルロースアシレート溶液、及びこれを流延して得られるフィルム。
請求項(抜粋):
セルロースアシレートを非塩素系有機溶媒から構成される混合溶媒により-20〜55°Cで膨潤する膨潤工程、引き続いて、常温溶解法、冷却溶解法、又は高温溶解法のいずれかにより溶解する溶解工程によりセルロースアシレート溶液を調製するセルロースアシレート溶液の調製方法であって、非塩素系有機溶媒が、酢酸メチル、酢酸エチル、蟻酸メチル、蟻酸エチル、アセトン、ジオキソラン、ジオキサンから選ばれる少なくとも一種またはそれらの混合液である第1の溶媒、及び、炭素原子数が4〜7のケトン類またはアセト酢酸エステルから選ばれる第2の溶媒、を含む互いに異なる2種類以上の溶媒よりなる混合溶媒であり、溶解工程終了後にさらに炭素数が1〜10のアルコールまたは炭化水素から選ばれる第3の溶媒を添加する第3溶媒添加工程を有し第3溶媒添加工程後の、セルロースアシレートの濃度が溶液の15〜30質量%であり、第3溶媒添加工程の前後で、該溶液の動的光散乱測定により検出されるピーク値のうち最大粒径値を与える最大ピーク値(nm)が変化し、第3の溶媒を添加した後の最大粒径値を与える最大ピーク値(nm)が添加前の最大粒径値を与える最大ピーク値(nm)よりも大きいセルロースアシレート溶液であることを特徴とするセルロースアシレート溶液の調製方法。
IPC (4件):
C08J 3/02 CEP ,  G02B 5/30 ,  G03C 1/795 ,  C08L 1:10
FI (4件):
C08J 3/02 CEP ,  G02B 5/30 ,  G03C 1/795 ,  C08L 1:10
Fターム (18件):
2H023FA01 ,  2H023FA13 ,  2H049BA02 ,  2H049BA06 ,  2H049BA24 ,  2H049BA42 ,  2H049BB33 ,  2H049BB49 ,  4F070AA02 ,  4F070AC39 ,  4F070AC43 ,  4F070AC66 ,  4F070AE28 ,  4F070BA02 ,  4F070BA07 ,  4F070CA12 ,  4F070CA19 ,  4F070CB11
引用特許:
審査官引用 (2件)

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