特許
J-GLOBAL ID:200903080580469875
歪補償増幅装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-208266
公開番号(公開出願番号):特開平8-056125
出願日: 1994年08月10日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】基地局及び中継装置に用いられ、多周波信号を共通増幅するフィードフォワード歪補償増幅回路が収容された歪補償増幅装置が電源投入時や入力レベル急変時の急激な温度変化があっても短時間で最適制御量が得られるようにしてその間の歪がスプリアスとなることを防ぐ。【構成】入力端に入力レベル検出器21を設け、主増幅器3の近傍に温度センサ22を設けてそれらの検出値を制御回路14に与える。制御回路に不揮発性メモリ25を設けて、温度と入力レベルに対応した歪補償最適ベクトル調整データを予め記憶させておく。温度や入力レベルが急変したとき、通常の最適化処理に優先して温度,入力レベル情報に対応する最適値をメモリ25から読み出してベクトル調整器2と7に与えるように構成した。
請求項(抜粋):
多周波入力信号を主増幅器で増幅する際に発生する相互変調歪を補償するため、入力信号を第1のベクトル調整器を介して前記主増幅器で増幅した信号と前記入力信号を第1の遅延線を介した逆相信号とにより歪成分を検出する歪検出ループと、前記歪成分を第2のベクトル調整器を介して補助増幅器によってレベルを合わせた逆相信号と前記主増幅器で増幅した信号を第2の遅延線を介した信号とにより歪成分を相殺して出力する歪除去ループと、前記歪検出ループから抽出した多周波入力信号の検波レベルおよび前記歪検出ループに注入し前記歪除去ループから抽出したパイロット信号の検出レベルがそれぞれ最小になるように、前記第1のベクトル調整器および前記第2のベクトル調整器の減衰量と位相量を調整する制御回路とから構成された歪補償増幅装置において、前記多周波入力信号の入力レベルを検出する入力レベル検出器と、前記主増幅器近傍の温度を検出する温度センサとを備え、前記制御回路は、装置の電源投入時の前記主増幅器近傍の温度変化および運用中の温度変化,入力レベル変化を想定して温度レベルと入力レベルをパラメータとした前記第1および第2のベクトル調整器のそれぞれに与える最適ベクトル調整データを予め記憶させた不揮発性メモリを備え、電源投入時および入力レベルが急激に変化したとき、前記入力レベル検出器と前記温度センサからの検出値を取り込んで前記不揮発性メモリから対応する最適ベクトル調整データを読み出して前記第1および第2のベクトル調整器に与えるように構成されたことを特徴とする歪補償増幅装置。
IPC (3件):
H03F 1/32
, H03F 1/30
, H03G 3/00
引用特許:
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