特許
J-GLOBAL ID:200903080742565822

ビニルモノマーを粒状オレフィンポリマー上にグラフトする方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-160903
公開番号(公開出願番号):特開平5-178943
出願日: 1992年06月19日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【構成】 (a)細孔の40%以上が1ミクロンより大きい直径をもつ少なくとも約0.07の細孔容積分率及び(b)約0.4〜7mmの範囲内の重量平均直径をもつ粒状オレフィンポリマー物質(例:ポリプロピレン)上の遊離基部位における少なくとも1つの非単独重合性ビニルモノマー(例:無水フタル酸)の遊離基開始グラフト化により形成された均一にグラフトされた粒状ポリオレフィン物質及びその製法。【効果】 この物質は、グラフトされるビニルモノマーの量がグラフトされたオレフィンポリマー生成物の全重量の約0.1〜10%であり、グラフトしたビニルモノマーがオレフィンポリマー物質中に均一に分散され、グラフト化における劣化、架橋が低減され、優れた分子量保持のあるグラフト化生成物である。
請求項(抜粋):
(a)細孔の40%以上が1ミクロンより大きい直径をもつ少なくとも約0.07の細孔容積分率;及び(b)約0.4〜7mmの範囲内の重量平均直径をもつ粒状オレフィンポリマー物質上の遊離基部位における少なくとも1つの非単独重合性ビニルモノマーの遊離基開始グラフト化により形成された均一にグラフトされた粒状オレフィンポリマー物質を製造する方法であって、(a)粒状オレフィンポリマー物質を約10〜85°Cの範囲内の温度で、高エネルギー電離放射線で照射してオレフィン物質中に遊離基部位を生成させ;(b)照射された粒状オレフィンポリマー物質を約100°Cまでの温度で、少なくとも約3分の間、オレフィンポリマー及び使用されるグラフト化モノマーの全重量を基にして約0.2〜20重量%の少なくとも1つの非遊離基単独重合性の、しかし遊離基グラフト性のビニルモノマーで処理し;(c)同時に又は続いて、いずれかの順序で、(1)生じたグラフトされた粒状オレフィンポリマー物質中の実質的にすべての残留遊離基を失活させ;及び(2)未反応グラフト化モノマーを前記物質から除去する、方法、又は(a′)ポリマー物質を約60〜125°Cの温度で、約0.1〜6.0pph(オレフィンポリマー物質100重量部当たり重量部)の、遊離基重合開始剤であり、使用される温度で約1〜240分の分解半減期をもつ有機化合物で処理し;(b′)開始剤処理の期間と、重なり又は重ならないで、一致するか又はそれに続く時間にわたり、オレフィンポリマー物質を、オレフィンボリマー及び使用されるグラフト化モノマーの全重量を基にして約0.2〜20重量%の少なくとも1つのグラフト化モノマーで処理する、方法を含む方法。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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