特許
J-GLOBAL ID:200903080783409851

熱搬送装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-293910
公開番号(公開出願番号):特開平9-138030
出願日: 1995年11月13日
公開日(公表日): 1997年05月27日
要約:
【要約】【課題】 1次側冷媒回路から与えられる熱量を利用することで、2次側冷媒回路において駆動源を必要とすることなしに冷媒を循環させる無動力熱搬送方式の熱搬送装置に対し、1次側冷媒回路の構成を改良し、凝縮側の熱交換器の出口側における冷媒の過冷却度を大きくすることにより装置の性能の向上を図る。【解決手段】 圧縮機(11)、温熱源熱交換器(1) に熱を与える加熱用熱交換器(12)、膨張弁(13)及び冷熱源熱交換器(2) から熱を奪う冷却用熱交換器(15)が冷媒配管(16)によって冷媒の循環が可能に順に接続された1次側冷媒回路(A) に対し、圧縮機(11)と加熱用熱交換器(12)との間に、室外空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器(14)を設ける。室外熱交換器(14)で凝縮した冷媒を1次側熱源熱交換器(12)で過冷却することにより、冷熱源熱交換器(2) と冷却用熱交換器(15)との熱交換効率を高める。
請求項(抜粋):
冷媒搬送手段(11)、放熱手段(12)、減圧手段(13)及び吸熱手段(15)が冷媒配管(16)によって熱源側冷媒の循環が可能に順に接続された熱源側冷媒回路(A) と、利用側液冷媒を貯留し上記放熱手段(12)の熱源側冷媒から熱を受けて利用側液冷媒が蒸発する温熱源手段(1) 、利用側ガス冷媒を貯留し吸熱手段(15)の熱源側冷媒により熱が奪われて利用側ガス冷媒が凝縮する冷熱源手段(2) 及び利用側手段(3) が配管により接続された利用側冷媒回路(B) とを備え、上記熱源側冷媒回路(A) において、冷媒搬送手段(11)から熱源側冷媒を放熱手段(12)に供給し、該放熱手段(12)において熱源側冷媒から温熱源手段(1) の利用側液冷媒に熱を与えた後、該熱源側冷媒を減圧手段(13)で減圧して吸熱手段(15)で蒸発させて冷熱源手段(2) の利用側ガス冷媒から熱を奪う一方、上記利用側冷媒回路(B) において、放熱手段(12)の熱源側冷媒から熱が与えられる温熱源手段(1) の利用側液冷媒を蒸発させ、これによる温熱源手段(1) の内圧上昇を利用して利用側冷媒回路(B) 内の利用側液冷媒を利用側手段(3) に供給し、この供給された利用側液冷媒を利用側手段(3) で蒸発させ、吸熱手段(15)の熱源側冷媒により熱が奪われる冷熱源手段(2) の利用側ガス冷媒を凝縮させ、これによる冷熱源手段(2) の内圧下降を利用して利用側手段(3) で蒸発した利用側ガス冷媒を冷熱源手段(2) に供給するようにした熱搬送装置であって、上記冷媒搬送手段(11)の下流側には、放熱手段(12)で熱源側冷媒が過冷却されるように、冷媒搬送手段(11)からの熱源側冷媒を凝縮させる凝縮手段(14)が設けられていることを特徴とする熱搬送装置。
IPC (5件):
F25B 29/00 311 ,  F24F 5/00 ,  F25B 1/00 399 ,  F25B 13/00 ,  F28D 15/02
FI (5件):
F25B 29/00 311 ,  F24F 5/00 L ,  F25B 1/00 399 Y ,  F25B 13/00 Z ,  F28D 15/02 R
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 熱搬送装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-231174   出願人:ダイキン工業株式会社
  • 熱搬送装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-081116   出願人:三菱重工業株式会社
  • 車両用冷凍サイクル装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-293000   出願人:日本電装株式会社
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