特許
J-GLOBAL ID:200903080809759066

高性能ポリエチレン・マルチフィラメント糸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山田 行一 ,  野田 雅一 ,  清水 義憲
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-546871
公開番号(公開出願番号):特表2007-522351
出願日: 2004年12月23日
公開日(公表日): 2007年08月09日
要約:
本発明は、a)溶媒中の超高モル質量ポリエチレンの溶液を作製する工程と、b)該溶液を、延伸比DRfluidをかけながら、少なくとも5つのスピンホールを含有するスピンプレートを通して空隙中へ紡糸して流体フィラメントを形成する工程と、c)流体フィラメントを冷却して溶媒含有ゲルフィラメントを形成する工程と、d)溶媒をフィラメントから少なくとも部分的に除去する工程と、e)フィラメントを、少なくとも4の延伸比DRsolidをかけながら、前記溶媒除去工程の前、その間および/またはその後の少なくとも1つの工程で延伸する工程とを含む高性能ポリエチレン・マルチフィラメント糸の製造方法であって、工程b)で各スピンホールは、特有の寸法の縮小ゾーンと0から25までのLn/Dnで直径Dnおよび長さDnの下流ゾーンとを含み、少なくとも150の延伸比DRfluid=DRsp×DRag(式中、DRspが1より大きく、DRagが少なくとも1で、DRspはスピンホールでの延伸比であり、DRagは空隙での延伸比である)をもたらす方法に関する。本発明はさらに、高性能ポリエチレン・マルチフィラメント糸に、および前記糸を含有する半完成または最終用途製品に、特にロープおよび耐弾性複合材料に関する。
請求項(抜粋):
a)デカリン中の溶液について135°Cで測定される際に約8〜40dl/gの固有粘度を有する超高モル質量ポリエチレンの溶媒中の3〜25質量%溶液を作製する工程と、 b)前記溶液を、流体延伸比DRfluidをかけながら、少なくとも5つのスピンホールを含有するスピンプレートを通して空隙中へ紡糸して流体フィラメントを形成する工程と、 c)前記流体フィラメントを冷却して溶媒含有ゲルフィラメントを形成する工程と、 d)前記溶媒を前記フィラメントから少なくとも部分的に除去する工程と、 e)前記フィラメントを、少なくとも4の延伸比DRsolidをかけながら、前記溶媒除去工程の前、その間および/またはその後の少なくとも1つの工程で延伸する工程と を含む高性能ポリエチレン・マルチフィラメント糸の製造方法であって、 工程b)で各スピンホールは、8〜75°の範囲の円錐角で直径がD0からDnへと徐々に減少する縮小ゾーンを含み、前記スピンホールは縮小ゾーンの下流に0から25までの長さ/直径比Ln/Dnで一定直径Dnのゾーンを含み、少なくとも150の流体延伸比DRfluid=DRsp×DRag(式中、DRspが1より大きく、そしてDRagが少なくとも1で、DRspはスピンホールでの延伸比であり、かつDRagは空隙での延伸比である)をもたらすことを特徴とする方法。
IPC (6件):
D01F 6/04 ,  D01D 4/02 ,  F41H 1/02 ,  F41H 5/04 ,  A61L 17/00 ,  D02J 1/22
FI (7件):
D01F6/04 A ,  D01F6/04 B ,  D01D4/02 ,  F41H1/02 ,  F41H5/04 ,  A61L17/00 ,  D02J1/22 J
Fターム (29件):
2C014KK01 ,  2C014KK04 ,  4C081AC02 ,  4C081BB08 ,  4C081CA02 ,  4C081DA04 ,  4C081EA02 ,  4C081EA11 ,  4L035AA09 ,  4L035BB05 ,  4L035BB11 ,  4L035BB69 ,  4L035BB81 ,  4L035EE09 ,  4L035FF01 ,  4L035GG07 ,  4L035MA01 ,  4L036MA04 ,  4L036MA33 ,  4L036PA01 ,  4L036PA03 ,  4L036RA13 ,  4L036UA07 ,  4L045AA13 ,  4L045BA03 ,  4L045BA49 ,  4L045CB13 ,  4L045CB17 ,  4L045DA41
引用特許:
審査官引用 (7件)
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