特許
J-GLOBAL ID:200903081510461776

分散処理システムのメモリ共有化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-204775
公開番号(公開出願番号):特開平8-069405
出願日: 1994年08月30日
公開日(公表日): 1996年03月12日
要約:
【要約】【目的】分散処理システムのメモリ装置を共有化し、かつ通信回線を意識しないでメモリ装置に相互アクセスし、かつアクセス頻度および高速通信回線のトラヒックを増大させない分散処理システムのメモリ共有化装置の提供。【構成】複数の計算機2が高速通信回線3に接続され、各計算機2それぞれにはプロセッサであるCPU4と、それの共通バス5と、計算機2が他の計算機のメモリ装置を共有化し、高速通信回線3を通じてアクセスするメモリ共有化装置6とを備える。また、メモリ共有化装置6は、仮想アドレスから計算機識別子とメモリアドレスを分離する仮想アドレス分離手段7と、CPU4自身のメモリ装置8と、他の計算機2のメモリ装置からメモリ情報を得て一時保持する外部メモリ情報一時保持手段9と、を含む。
請求項(抜粋):
高速通信回線に接続される複数の計算機それぞれがメモリ装置を含むメモリ共有化装置を備え、前記計算機が自身のメモリ共有化装置を通じて自身あるいは他の計算機の前記メモリ装置のメモリ情報を相互に参照更新する分散処理システムにあって、前記メモリ共有化装置は、前記計算機が、自身あるいは他の計算機のメモリ装置にアクセスするとき、キー情報によって検索される計算機識別子とメモリアドレスを、自身で保持するかあるいは他の計算機に問合せて取得するかのいづれかを行う外部メモリ配置情報検索手段と、前記外部メモリ配置情報検索手段から得られる前記計算機識別子とメモリアドレスに基づいて、前記計算機自身の仮想アドレスを合成する仮想アドレス合成手段と、前記計算機が仮想アドレスでもってメモリ装置にアクセスするとき、前記仮想アドレスから計算機を指す計算機識別子とメモリ装置内のアドレスを指すメモリアドレスとを分離し、前記計算機識別子によって、自身のメモリ装置を指しているか、あるいは他の計算機を指しているかを判別する仮想アドレス分離手段と、前記計算機が他の計算機のメモリ装置にアクセスして取得するメモリ情報およびそれに付加する制御情報を含むキャシュラインを格納する領域からなるキャッシュと、前記キャッシュラインの制御情報を操作するキャッシュライン操作手段とを有する外部メモリ情報一時保持手段と、前記計算機の仮想アドレスから分離される計算機識別子とメモリアドレスが他の計算機のメモリ情報を指し、かつ前記メモリ情報が前記外部メモリ情報一時保持手段に格納されていないとき、前記計算機識別子とメモリアドレスが指すメモリ情報を他の計算機のメモリ装置から取得して前記外部メモリ情報一時保持手段に格納し、あるいは前記外部メモリ情報一時保持手段に格納されているメモリ情報がそれの制御情報によって指定される他の計算機のメモリ装置に書き戻されるとき、前記メモリ情報を前記外部メモリ情報一時保持手段から読み出し、前記他の計算機のメモリ装置に送付する外部メモリ情報取得提供手段と、前記計算機自身のメモリ装置に他の計算機からアクセスがあるとき、前記アクセスで指定される計算機識別子とメモリアドレスが指すメモリ情報をアクセス元の前記他の計算機に提供し、あるいは前記他の計算機からメモリ情報の書き戻しがあるとき、前記メモリ情報を自身のメモリ装置に取得する内部メモリ情報取得提供手段と、前記キャッシュラインに含まれるメモリ情報と制御情報に対し、前記メモリ情報の無効および削除可能を示す指標と前記メモリ情報の書き戻し指示とを更新する外部メモリ情報同期手段と、を備えることを特徴とする分散処理システムのメモリ共有化装置。
IPC (3件):
G06F 12/00 533 ,  G06F 12/08 ,  G06F 15/16 370
引用特許:
審査官引用 (2件)

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