特許
J-GLOBAL ID:200903081602012730

複合体混合物中のタンパク質の同定と定量的分析のための選択的ペプチド単離法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 浅村 皓 ,  浅村 肇 ,  長沼 暉夫 ,  池田 幸弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-333848
公開番号(公開出願番号):特開2005-189232
出願日: 2004年11月18日
公開日(公表日): 2005年07月14日
要約:
【課題】本発明は、複合体混合物中のタンパク質の同定および定量的分析のための選択的ペプチド単離法を記載する。【解決手段】この方法は、アルギニンもヒスチジンも含まないペプチド(NHNRペプチド)のすべてのタンパク質からの選択的単離と、各試料中の異なるアイソトープで標識されたNHNRペプチドの推定理論的スペクトルの面積の比から、異なる試料中の1つまたは数個のタンパク質の相対的濃度の測定とを含む。タンパク質の相対的濃度の測定は、NHNRペプチドの任意の型のアイソトープ標識物について有効である。この方法は、複合体混合物中に存在するタンパク質の分離と精製を避け、試料の酵素的消化物から生成するすべてのペプチドの分析を避ける。この方法は、治療および診断目的で、タンパク質の同定に適用される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ヒスチジンもアルギニンも含有しないペプチド(本明細書においてNHNRペプチドと呼ぶ)が各タンパク質から選択的に単離され、1つ以上のタンパク質の相対的濃度が、各試料中の異なるアイソトープで標識された各NHNRペプチドの推定理論的スペクトルの面先の比から決定される、複合体混合物中の1つ以上のタンパク質の同定および定量法。この方法は、以下の工程を含む: a)タンパク質試料の酵素的または化学的加水分解、 b)工程(a)で得られたすべてのペプチドのアルファおよびイプシロンアミノ基(αおよびε-アミノ基)の化学修飾、 c)工程(b)で得られたペプチド混合物からの陽イオン交換クロマトグラフィーによるNHNRペプチドの単離、 d)工程(c)で得られたNHNRペプチドの質量スペクトル分析によるタンパク質同定、 e)工程(a)の前、または工程(a)または(b)の最中のタンパク質試料の示差的アイソトープ標識、および直後に少なくとも一部の試料を混合、 f)工程(d)で同定されたNHNRペプチド対の推定理論的スペクトルの面積の比から、ならびに工程(d)で生成したNHNRペプチドの断片の推定理論的スペクトルの面積の比から、工程(e)の混合物中の1つ以上のタンパク質の相対的定量。
IPC (6件):
G01N30/88 ,  C12Q1/37 ,  G01N27/62 ,  G01N30/06 ,  G01N30/08 ,  G01N30/72
FI (7件):
G01N30/88 J ,  C12Q1/37 ,  G01N27/62 V ,  G01N27/62 X ,  G01N30/06 E ,  G01N30/08 L ,  G01N30/72 G
Fターム (14件):
4B063QA01 ,  4B063QQ01 ,  4B063QR16 ,  4B063QS04 ,  4B063QS17 ,  4B063QS40 ,  4B063QX07 ,  4H045AA10 ,  4H045AA50 ,  4H045BA10 ,  4H045EA50 ,  4H045FA15 ,  4H045FA58 ,  4H045GA23
引用特許:
審査官引用 (6件)
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引用文献:
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