特許
J-GLOBAL ID:200903082539323018

風速ベクトル計測装置および風速ベクトル算出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田澤 博昭 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-024224
公開番号(公開出願番号):特開2003-222674
出願日: 2002年01月31日
公開日(公表日): 2003年08月08日
要約:
【要約】【課題】 従来は、低仰角観測で鉛直風を精度良く計測することが困難であり、また他のものは、一般的な気象状況の小さい鉛直風に対して、仰角差によるドップラ速度差を有効に得られないという問題があった。【解決手段】 信号処理部が、受信信号のドップラ速度算出部、複数の仰角に対するヤコビアン行列算出部、各ヤコビアン行列を合成するヤコビアン行列合成部、合成ヤコビアン行列に基づいて、風速の空間分布が一様であることを仮定して得られるドップラ速度について、予め設定した方向に鉛直な面上に存在し、かつ電磁波放射部から等距離な円周上での正弦波モデルを設定し、ドップラ速度をこの正弦波モデルに当てはめて風速ベクトルを算出する風速ベクトル算出部を有する。
請求項(抜粋):
送信波を生成する送信部と、生成された送信波を電磁波として空中へ放射すると共に、大気で反射された反射電磁波を受信し受信波として取り出す電磁波放射部と、電磁波放射部から放射される電磁波のビームを予め設定した方向に回転軸を持つ複数の円錐面上で走査すると共に、仰角値および方位角値を出力する駆動部と、取り出された受信波を周波数変換して受信信号を生成する受信部と、生成された受信信号と出力された仰角値および方位角値とから風速ベクトルを算出する信号処理部とを備えた風速ベクトル計測装置において、前記信号処理部が、前記受信信号を周波数解析することによりドップラ速度を算出するドップラ速度算出部と、前記駆動部から入力された仰角値および方位角値に基づいて、風速の空間分布が一様であることを仮定して得られるドップラ速度の正弦波モデルを前記円錐面上に含まれかつ前記電磁波放射部から等距離となる円周毎に設定し、前記ドップラ速度算出部で算出されたドップラ速度に前記正弦波モデルを当てはめることにより3次元風速ベクトルを算出する風速ベクトル算出部とを有したことを特徴とする風速ベクトル計測装置。
IPC (4件):
G01S 13/95 ,  G01P 5/00 ,  G01S 13/50 ,  G01W 1/02
FI (4件):
G01S 13/95 ,  G01P 5/00 C ,  G01S 13/50 B ,  G01W 1/02 B
Fターム (5件):
5J070AC06 ,  5J070AE12 ,  5J070AH25 ,  5J070AK22 ,  5J070BA01
引用特許:
審査官引用 (7件)
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引用文献:
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