特許
J-GLOBAL ID:200903082655273567

エジェクタを備えた蓄冷熱交換器、膨張弁および車両用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢作 和行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-066102
公開番号(公開出願番号):特開2006-248338
出願日: 2005年03月09日
公開日(公表日): 2006年09月21日
要約:
【課題】 必要な構成部品を一体に構成して、車両搭載性を向上する。【解決手段】 蓄冷熱交換器11の冷媒流入部11bを天地方向の天側、冷媒流出部11cを地側として配置するとともに、エジェクタ9の冷媒流出方向を天側とし、その吸引部9bを冷媒流出部11cと接続して一体としている。 これによれば、放冷モードのときにエバポレータ8で蒸発したガス冷媒は、冷えた蓄冷熱交換器11で凝縮液となり、重力によって蓄冷熱交換器11の下側部分に集合する。この下側部分に配置した冷媒流出部11cとエジェクタ9の吸引部9bとを最短距離で接続することにより、エジェクタ9は効率良く凝縮液冷媒を吸引し、再びエバポレータ8に冷媒を循環させることができる。また、エジェクタ9と蓄冷熱交換器11とを略平行として天地方向に配置することにより、蓄冷ユニット15を小型に構成することができ、車両搭載性を向上させることができる。【選択図】 図7
請求項(抜粋):
冷媒を圧縮する冷媒圧縮機(1)と、 前記冷媒圧縮機(1)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う冷媒放熱器(6)と、 前記冷媒放熱器(6)を通過した冷媒を減圧する膨張弁(7)と、 前記膨張弁(7)により減圧された低圧冷媒を蒸発させて車室内へ送風される空気を冷却する冷媒蒸発器(8)と、 前記冷媒蒸発器(8)の上流側に設けられて前記冷媒圧縮機(1)の稼働時に前記低圧冷媒により冷却される蓄冷材(11a)を有する蓄冷熱交換器(11)と、 前記冷媒圧縮機(1)の吸入側から前記膨張弁(7)の直後へ冷媒をバイパスさせ逆止手段(13)を有するバイパス経路(12)と、 前記膨張弁(7)の高圧側から分岐した駆動流経路(14)と、 前記駆動流経路(14)から流入する高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(9a)、および前記ノズル(9a)から噴射する高い速度の冷媒流により低圧側に接続される前記蓄冷熱交換器(11)から冷媒を吸引し、その吸引した冷媒と前記ノズル(9a)から噴射する冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させて前記冷媒蒸発器(8)に流入させる昇圧部(9c、9d)を有するエジェクタ(9)と、 前記エジェクタ(9)をバイパスさせて前記蓄冷熱交換器(11)から前記冷媒蒸発器(8)へ冷媒を供給し逆止手段(18)を有する連通路(17)と備え、 前記冷媒圧縮機(1)が停止したときに前記エジェクタ(9)を駆動させる車両用空調装置に用いる前記蓄冷熱交換器(11)において、 前記蓄冷熱交換器(11)の冷媒流入部(11b)を天地方向の天側、冷媒流出部(11c)を地側として配置するとともに、 前記エジェクタ(9)の冷媒流出方向を前記天側とし、その吸引部(9b)を前記冷媒流出部(11c)と接続して一体としたことを特徴とするエジェクタを備えた蓄冷熱交換器。
IPC (2件):
B60H 1/08 ,  F25B 1/00
FI (4件):
B60H1/08 611J ,  F25B1/00 321C ,  F25B1/00 389A ,  F25B1/00 399A
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 自動車用空気調和装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-125826   出願人:日産自動車株式会社
  • 車両用空調装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-372092   出願人:株式会社デンソー

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