特許
J-GLOBAL ID:200903082755290299

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-351070
公開番号(公開出願番号):特開平10-186599
出願日: 1996年12月27日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 スキャナー、イメージセッターに適するハロゲン化銀写真感光材料をランニング処理時にも高感度、硬調、高Dmaxな写真性能を安定に得、かつ銀スラッジの発生が少ない処理方法を提供する。【解決手段】 ハロゲン化銀写真感光材料を式(I)の化合物の存在下で現像処理を行い、かつ該感光材料中のハロゲン化銀乳剤が一種以上の色素により分光増感されているハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。式(I)中、D、Eは-CH=、-C(R0)=又はNを表し、R0は置換基を表す。R1〜R3はH、ハロゲン、又はC、N、O、S及びPのいずれかで環に結合する置換基を表す。但しR1〜R3及びR0のうちの1つ以上は-SM基(Mはアルカリ金属原子、H又はアンモニウム基)を有する。なおE及びDのいずれか一方がNを表す場合は、EがNでDが-CH=又は-C(R0)=を表し、且つR2、R3が-OH基を表さない。
請求項(抜粋):
支持体上に少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料を像様露光後、現像処理するハロゲン化銀写真感光材料の処理方法において、該感光材料を一般式(I)の化合物の存在下で現像処理を行い、かつ該感光材料中のハロゲン化銀乳剤が一般式(II)から(V)より選ばれる少なくとも一種の色素により分光増感されていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。【化1】式(I)中、DおよびEはそれぞれ-CH=基、-C(R0)=基または窒素原子を表し、ここにR0は置換基を表す。R1、R2およびR3は水素原子、ハロゲン原子、または炭素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子およびリン原子のうちのいずれかで環に結合する置換基を表し、R1〜R3は同じでも異なっていてもよい。但しR1、R2、R3およびR0の少なくとも1つは、-SM基(Mはアルカリ金属原子、水素原子またはアンモニウム基)を有する。なおEおよびDのいずれか一方のみが窒素原子を表す場合は、Eが窒素原子でDが-CH=基または-C(R0)=基を表し、且つこの場合R2、R3がヒドロキシ基を表すことはない。【化2】式(II)中、R21はアルキル基を表す。Zは5員環または6員の含窒素複素環を形成するのに必要な原子群を表す。WおよびWaは非環式または環式の酸性核を形成するのに必要な原子群を表す。L1、L2、L3、L4、L5およびL6はメチン基を表す。M1は電荷中和対イオンを表し、m1は分子内の電荷を中和させるために必要な0以上の数である。nは0または1を表す。【化3】式(III)中、Y1およびY2は各々ベンゾチアゾール環、ベンゾセレナゾール環、ナフトチアゾール環、ナフトセレナゾール環またはキノリン環を形成するのに必要な非金属原子群を表し、これらの複素環は低級アルキル基、アルコキシ基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニル基またはハロゲン原子で置換されていてもよい。R31およびR32はそれぞれ低級アルキル基、またはスルホ基もしくはカルボキシル基を有するアルキル基を表す。R33はメチル基、エチル基またはプロピル基を表す。X1はアニオンを表す。n1、n2は0または1を表す。m1は1または2を表し、分子内塩の時はm1=0である。【化4】式(IV)中、Z1およびZ2は5員環または6員環のヘテロ環を形成するのに必要な原子群を表わし、Z3は5員環または6員環の含窒素複素環を形成するのに必要な原子群を表し、Z3中の窒素原子に置換基(R43) を有する。R41及びR42はアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基を表す。R43はR41及びR42と同義の置換基または置換アミノ基、アミド基、イミノ基、アルコキシ基及びヘテロ環基を表す。R41、R42およびR43のうち少なくとも一つは水溶性基を表す。L11〜L19はメチン基を表し、m及びnは0、1または2及びpは0または1を表す。Xは対イオンを表す。【化5】式(V)中、Yは-S-または-Se-であり、R51、R52、R53、R54およびR55のうちの少なくとも2つは水溶性基を有する有機基を表す。水溶性基を有する前記有機基を表さないR51〜R55は、水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリール基または置換アリール基を表し、R56及びR57は同じかまたは異なり、それぞれ、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、の置換、無置換の基、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシ基またはシアノ基を表し、R56、R57は一緒になって炭素環式環系を完結してもよく、前記環系はそれぞれR56、R57について示した前記置換基から選択された同じかまたは異なる1つ以上の置換基が担持できる。
IPC (6件):
G03C 5/29 501 ,  G03C 1/06 501 ,  G03C 1/18 ,  G03C 1/22 ,  G03C 1/26 ,  G03C 5/305
FI (6件):
G03C 5/29 501 ,  G03C 1/06 501 ,  G03C 1/18 ,  G03C 1/22 ,  G03C 1/26 ,  G03C 5/305
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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