特許

J-GLOBAL ID：200903082760614485

新規複合糖ペプチドおよびその製造法

発明者： 羽田勝二 ,  稲津敏行 ,  山本憲二
出願人/特許権者： 財団法人野口研究所
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-301228
公開番号（公開出願番号）：特開平9-173094
出願日： 1996年10月25日
公開日（公表日）： 1997年07月08日
要約：

【要約】【目的】 抗エイズウイルス(抗HIV)活性ペプチドであるペプチドTに糖鎖を付与した新規複合糖ペプチドを提供する。【構成】 1)下記式(化1)で示される新規複合糖ペプチド。【化1】(式中、R1 はAla-Ser-Thr-Thr-Thr、Thr-ThrあるいはD-Ala-Ser-Thr-Thr-Thrからなるペプチド残基を示し、Xは、HあるいはN末端αアミノ基の保護基、またYはOHあるいはNH2である。R2 は、複合型糖鎖、高マンノース型糖鎖あるいは混成型糖鎖を示す。)2)エンドグリコシダーゼの存在下、複合糖質の糖鎖をN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)残基を有する合成ペプチドに転移させることにより(化1)に示す新規複合糖ペプチドを製造する方法。【効果】 糖鎖を付与することにより安定性、薬理作用等の面で改善された、より有効性の高い生理活性複合糖ペプチドを提供する。

請求項（抜粋）：

下記式(化1)で示される新規複合糖ペプチド【化1】(式中、R1 はAla-Ser-Thr-Thr-Thr、Thr-ThrあるいはD-Ala-Ser-Thr-Thr-Thrからなるペプチド残基を示し、Xは、H、9-フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)基、第3ブチルオキシカルボニル(Boc)基、3-ニトロ-2-ピリジンスルフェニル(Npys)基、ベンジルオキシカルボニル(Z)基あるいはダンシル(DNS)基からなるN末端αアミノ基の保護基、またYはOHあるいはNH2である。R2 は、複合型糖鎖、高マンノース型糖鎖あるいは混成型糖鎖を示す。)

IPC (7件)：

C12P 21/02 ,  C07K 7/06 ,  C07K 9/00 ZNA ,  A61K 38/00 ABD ,  A61K 38/00 ADY ,  A61K 47/48 ,  C12R 1:06

FI (6件)：

C12P 21/02 B ,  C07K 7/06 Z ,  C07K 9/00 ZNA ,  A61K 47/48 J ,  A61K 37/02 ABD ,  A61K 37/02 ADY

引用特許：

審査官引用 (2件)

• 糖質又は複合糖質の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平3-248388   出願人：寳酒造株式会社
• 糖質又は複合糖質の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-209752   出願人：麒麟麦酒株式会社, 寳酒造株式会社