特許
J-GLOBAL ID:200903082843488228

ラテン方体の作成方法及び作成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-309335
公開番号(公開出願番号):特開2003-114619
出願日: 2001年10月05日
公開日(公表日): 2003年04月18日
要約:
【要約】【課題】 記号の順列と選択順に従った順であるラテン方体の作成方法では、次に作成されるラテン方体が一意的に定まるため、暗号などの利用においては、使用するラテン方体が第三者により推測されないとも限らない。【解決手段】 演算部1は、入替情報Pをn個の順番を示す値P(1)〜P(n)として入替情報記憶部18に設定する。また、ラテン方体記憶用配列9に記憶されている既存のn次のラテン方体のX軸(縦方向)の位置I、Y軸(横方向)の位置J及びZ軸(奥行き方向)の位置Kにおける要素を選択した要素としたとき、その選択要素の記号R’(I,J,K)を読み出し、例えば、X軸の位置P(I)、Y軸の位置J及びZ軸の位置Kにおける新たなラテン方体の要素R(P(I),J,K)としてラテン方体入替用配列16に格納する。これにより、入替情報を知らない第三者による推測が困難なラテン方体を、確実、かつ、容易に作成することができる。
請求項(抜粋):
X軸(縦)方向、Y軸(横)方向及びZ軸(奥行き)方向にそれぞれn個ずつ計n3個の要素を持つ立方体の各要素に、互いに異なるn個の記号が前記X軸、Y軸及びZ軸の各方向で同じ記号が1度ずつ現われるように配置された、次数nのラテン方体を作成する作成方法において、前記次数n分の記号を順列及び該順列に従った選択順を定めて設定すると共に、前記Y軸とZ軸に沿った前記X軸方向の面、前記Z軸とX軸に沿った前記Y軸方向の面、及び前記X軸とY軸に沿った前記Z軸方向の面のいずれか一つの面を変換基準面として定めて設定し、かつ、所望の既存のn次のラテン方体を記憶用配列に設定する第1のステップと、前記変換基準面上の要素の位置の順番を入れ替える入替情報Pを設定する第2のステップと、前記第2のステップで設定された入替情報Pによって、前記ラテン方体記憶用配列に格納されている既存のn次のラテン方体の各要素を、前記第1のステップで設定された選択順で、かつ、前記変換基準面上で選択し、選択した要素の記号を読み出し、面毎にn×nのすべての要素を入れ替える第3のステップとを含み、前記既存のn次のラテン方体のすべての要素を入れ替えて新たなn次のラテン方体を作成することを特徴とするラテン方体の作成方法。
IPC (3件):
G09C 1/00 650 ,  G06F 17/10 ,  H04L 9/18
FI (3件):
G09C 1/00 650 Z ,  G06F 17/10 Z ,  H04L 9/00 651
Fターム (3件):
5B056BB00 ,  5J104FA05 ,  5J104JA15
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • ラテン方体の作成方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-090780   出願人:エヌイーシーネットワーク・センサ株式会社
  • ラテン方陣の作成方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-242529   出願人:エヌイーシーネットワーク・センサ株式会社

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