特許
J-GLOBAL ID:200903083671602887

移動通信システムの基地局間フレーム同期方式およびこの方式を適用した基地局装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-348964
公開番号(公開出願番号):特開平10-190562
出願日: 1996年12月26日
公開日(公表日): 1998年07月21日
要約:
【要約】【課題】同期ハイアラーキの制御を不要にして、簡便に自律的従属同期による基地局間フレーム同期を確立できるようにする。【解決手段】主基地局CS1,CS2,...は、高精度時刻情報に基づいて間欠的に設定される所定の同期設定期間に、基準フレームタイミングを生成し、これに同期した制御チャネル信号を送信する。各従属基地局CS100,CS200,...は、主基地局CS1,CS2,...の同期設定期間とほぼ同時点から始まるフレーム同期制御期間には全時間に亙り受信のみ行なうものとし、上記フレーム同期制御期間中にて上記主基地局または他の従属基地局から送信された制御チャネル信号を最初に受信した時点からの所定期間を制御チャネル信号観測期間に設定し、この観測期間中における制御チャネル信号の受信タイミングに基づいて自局のフレームタイミングを生成し、これに同期して制御チャネル信号を送信する。
請求項(抜粋):
おのおの通信網と接続される複数の基地局をサービスエリア内に分散配置し、これらの基地局と複数の移動局との間を時分割双方向多重方式により無線接続することにより、前記基地局を介して移動局相互間および移動局と前記通信網との間で通信を可能とする移動通信システムにおける基地局間フレーム同期方式であり、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つを主基地局に定めるとともに、前記複数の基地局のうちの主基地局に定められたもの以外を従属基地局に定め、前記主基地局は、外部より供給される高精度の時刻情報を受け取る時刻情報受信手段と、この時刻情報受信手段により受け取った時刻情報に基づいて間欠的に設定される所定の同期設定タイミングに同期して、前記時分割多元接続のための基準フレームタイミングを生成する基準フレームタイミング生成手段と、この基準フレームタイミング生成手段により生成された基準フレームタイミングに同期して、自局の周辺に位置する前記従属基地局に向け所定の制御チャネル信号を送信する第1の制御チャネル信号送信手段とを備え、前記各従属基地局は、前記同期設定タイミングとほぼ同時点から少なくとも自局のフレームタイミングの生成が完了するまでのフレーム同期制御期間には全時間に亙り受信のみ行なうものとし、前記フレーム同期制御期間中にて前記主基地局または他の従属基地局から送信された制御チャネル信号を最初に受信した時点からの所定期間を制御チャネル信号観測期間に設定する制御チャネル信号観測期間設定手段と、この制御チャネル信号観測期間設定手段により設定された前記制御チャネル信号観測期間中に前記主基地局もしくは他の従属基地局のうちの1つから送信された制御チャネル信号のみが受信される場合にはその制御チャネル信号の受信タイミングに基づいて自局のフレームタイミングを生成し、また前記主基地局もしくは他の従属基地局のうちの複数からそれぞれ送信された制御チャネル信号が受信される場合にはそれらの制御チャネル信号のうちのいずれかの受信タイミングに基づいて自局のフレームタイミングを生成する自局フレームタイミング生成手段と、この自局フレームタイミング生成手段により生成された自局フレームタイミングに同期して、前記制御チャネル信号観測期間の終了後に自局周辺の他の従属基地局に向け制御チャネル信号を送信する第2の制御チャネル信号送信手段とを備えたことを特徴とする移動通信システムの基地局間フレーム同期方式。
IPC (2件):
H04B 7/26 ,  H04Q 7/36
FI (2件):
H04B 7/26 N ,  H04B 7/26 105 D
引用特許:
審査官引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る