特許
J-GLOBAL ID:200903083728550609

鉛の回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-333518
公開番号(公開出願番号):特開平10-175915
出願日: 1996年12月13日
公開日(公表日): 1998年06月30日
要約:
【要約】【課題】 カルボン酸エステルを製造するにあたって、触媒から溶出する鉛成分を除去し、効果的に生成物及び副生物の回収を行うことのできる方法を提供する。【解決手段】 カルボン酸エステル溶液に硫酸及び/またはリン酸イオンを発生する酸及び/または化合物を添加し、鉄イオンの存在下、得られた水相に水酸化鉄を発生させることによって鉛成分を分離回収する。【効果】 触媒から一部剥離または溶出する極微量の鉛イオンや鉛化合物を効率よく回収し、カルボン酸エステルや反応系内で副生する有用なカルボン酸および有機化合物を極めて効率よく回収できる。
請求項(抜粋):
鉛を含む触媒を用いて、アルデヒドとアルコ-ルと酸素を反応させ、対応するカルボン酸エステルを製造するに当たり、得られる水を含む粗カルボン酸エステル溶液に含まれる鉛イオンや鉛化合物を除去する方法に於いて、?@ 粗カルボン酸エステル溶液中で硫酸イオンまたは燐酸イオン、あるいは両イオンを発生させ得る酸及び/または化合物、あるいはこれらの混合物を粗カルボン酸エステル溶液に添加し、油水二層分離した時の水相側のpHを6以下に維持しつつ、水相側に鉛イオンや鉛化合物を抽出あるいは沈殿移動させると共に、水相中の水溶性有機物を油相に移動させ、?A さらに水相と油相とを分離した後、鉄イオンの存在下で水相のpHを7以上に調整して鉄の水酸化物を発生させ、鉛イオンや鉛化合物を水相から共同沈殿分離して回収する方法。
IPC (4件):
C07C 67/39 ,  B01D 11/04 ,  C07C 67/60 ,  C07C 69/54
FI (4件):
C07C 67/39 ,  B01D 11/04 B ,  C07C 67/60 ,  C07C 69/54 Z
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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