特許
J-GLOBAL ID:200903084392994739

耐水素誘起割れ性および低温靭性の優れた高強度鋼板の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-250839
公開番号(公開出願番号):特開平7-109519
出願日: 1993年10月06日
公開日(公表日): 1995年04月25日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 耐水素誘起割れ性および低温靭性の優れた高強度鋼板の製造方法を提供する。【構成】 X80級以上の高強度および耐水素誘起割れ性について考慮した化学成分の鋼を、1100〜1280°Cの温度範囲に加熱後、続く圧延において鋼板温度が1000°C以下で累積圧下量60%以上となる圧延に際して、1パス当り10%以上の圧下回数の比率が80%以上であり、板厚がt2 〜t1 での鋼板温度が 850〜1000°C、板厚がt3 〜t2 での鋼板温度が 680〜900 °Cで、t1 ,t2 ,t3 の関係が(1)t1 >1.3 t2 、 (2)t2 >2.0 t3 を満足するように圧延を行った後、冷却速度3〜40°C/秒で 350〜600 °Cまで水冷、その後放冷する。ただし、t1 :1000°C以下の圧延を開始する板厚、t2 :圧延途中での板厚、t3 :最終の板厚、であり、t1 >t2 >t3 である。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.02〜0.08%、 Si:0.6%以下、Mn:1.00〜1.40%、 P :0.010%以下、S :0.0015%以下、 Nb:0.01〜0.06%、Cr:0.10〜0.40%、 Mo:0.10〜0.30%、Ti:0.005〜0.025%、Al:0.06%以下、Ca:0.001〜0.005%、N :0.001〜0.005%、O :0.003%以下かつ0.5≦〔Ca〕(1-124〔O〕)/1.25〔S〕≦7.0を満足する残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を、1100〜1280°Cの温度範囲に加熱後、続く圧延において、鋼板温度が1000°C以下で累積圧下量が60%以上となる圧延に際して、1パス当り10%以上の圧下回数の比率が80%以上であり、板厚がt2 〜t1 での鋼板温度が850〜1000°C、板厚がt3 〜t2 での鋼板温度が680〜900°Cで、t1 ,t2 ,t3 の関係が t1 >1.3t2 ......................................................(1) t2 >2.0t3 ......................................................(2)を満足するように圧延を行った後、冷却速度3〜40°C/秒で350〜600°Cまで水冷、その後放冷することを特徴とする耐水素誘起割れ性および低温靭性の優れた高強度鋼板の製造法。ただし、t1 :1000°C以下の圧延を開始する板厚t2 :圧延途中での板厚t3 :最終の板厚であり、t1 >t2 >t3 である。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/28
引用特許:
審査官引用 (4件)
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