特許
J-GLOBAL ID:200903085022493540

車両の油圧緩衝装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塩川 修治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-383120
公開番号(公開出願番号):特開2005-147210
出願日: 2003年11月12日
公開日(公表日): 2005年06月09日
要約:
【課題】 ピストンロッドの進入体積相当分の作動油に対し、圧側減衰力を発生する圧側ベースバルブ装置を廃止することができるとともに、ピストンのバルブの配置構成を、更に簡略化してコスト低減を図ることのできる油圧緩衝器を提供すること。【解決手段】 車輪の左右に油圧緩衝器100、200を設けた車両の油圧緩衝装置1において、一側の油圧緩衝器100のピストン32に伸圧共通の油路42を設け、該油路42の下端の開口部に、圧側バルブ組立体101Bを軸方向に移動自在に設けることにより、実質的に圧縮時にのみ減衰力を発生させるとともに、ピストンロッド側油室41Aを油溜室43に常時開口するピストンロッド15の体積補償用の油路50を設け、他側の油圧緩衝器200のピストン32に伸圧共通の油路42を設け、該油路42の上端の開口部に、伸側バルブ組立体201Bを軸方向に移動自在に設けることにより、実質的に伸張時にのみ減衰力を発生させるとともに、ピストン側油室41Bを、油溜室43に常時開口するピストンロッド15の体積補償用の油路70を設けたもの。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
車輪の左右に油圧緩衝器を設け、 一側の油圧緩衝器に実質的に圧側減衰力のみを発生させ、他側の油圧緩衝器に実質的に伸側減衰力のみを発生させるようにした車両の油圧緩衝装置において、 前記一側の油圧緩衝器は、 車輪側に取付けた外筒と、該外筒内に設けた内筒を有するとともに、 該内筒内を摺動するピストンを先端部に有し、車体側に取付けられるピストンロッドを有し、 前記内筒内に前記ピストンにて区画されるピストンロッド側油室とピストン側油室とを設けるとともに、 前記内筒と外筒との間に油溜室と、該油溜室の上部の気体室とを設け、 前記一側の油圧緩衝器のピストンに伸圧共通の油路を設け、該油路の下端の開口部に、圧側バルブ又は圧側バルブ組立体を軸方向に移動自在に設けることにより、実質的に圧縮時にのみ減衰力を発生させるとともに、 前記ピストンロッド側油室に、前記油溜室に常時開口する前記ピストンロッドの体積補償用の油路を設け、 前記他側の油圧緩衝器のピストンに伸圧共通の油路を設け、該油路の上端の開口部に、伸側バルブ又は伸側バルブ組立体を軸方向に移動自在に設けることにより、実質的に伸張時にのみ減衰力を発生させるとともに、 前記ピストン側油室に、前記油溜室に常時開口するピストンロッドの体積補償用の油路を設けたことを特徴とする車両の油圧緩衝装置。
IPC (3件):
F16F9/32 ,  B60G13/08 ,  F16F9/34
FI (3件):
F16F9/32 L ,  B60G13/08 ,  F16F9/34
Fターム (7件):
3D001AA18 ,  3D001DA03 ,  3J069AA46 ,  3J069CC02 ,  3J069CC13 ,  3J069EE02 ,  3J069EE22
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 伸縮フォーク構造体
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-289581   出願人:オーリンスレーシングアクティエボラーグ
審査官引用 (4件)
  • 伸縮フォーク構造体
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-289581   出願人:オーリンスレーシングアクティエボラーグ
  • 膝関節用の油圧緩衝装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-207454   出願人:株式会社ショーワ
  • 特開昭56-116940
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