特許
J-GLOBAL ID:200903085594073968

サブバンド多チャネル音声通信会議用反響消去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-243524
公開番号(公開出願番号):特開平10-093680
出願日: 1996年09月13日
公開日(公表日): 1998年04月10日
要約:
【要約】【課題】 受話信号間の相互相関変動にもとづく反響増大を抑圧し、かつ収束速度を向上させる。【解決手段】 各チャネル受信信号x1(k)...xI(k) をそれぞれN個の周波数帯域のサブバンド信号に分割し(511 ...51I ) 、各反響路を経由して、集音器16jで集音された反響信号y(k) をN個のサブバンド信号y0(k)...yN-1(k)に分割し(52j)、各対応帯域ごとにサブバンド受話信号x1(k) ...xI(k)の各時系列からなるベクトルが互いに結合され、その結合ベクトルと対応帯域の残差反響信号とが推定部19nに入力され、相互相関変動成分が抽出され、これが修正ベクトルとして推定した反響路インパルス応答を逐次修正し、その修正値で構成した疑似反響路18nに結合ベクトルを通して疑似反響信号を得、これとサブバンド反響信号yn(k) との差から残差反響信号en(k)を得る。
請求項(抜粋):
各チャネルの受話信号をチャネルごとの再生器で音響信号に再生し、これら各音響信号が、上記各再生器から集音器に到る各反響路を経由して集音され、その集音器からの反響信号から擬似反響信号を差し引き、その残りである残留反響信号と、上記各チャネルの受話信号とから修正ベクトルを求め、この修正ベクトルを用いて上記各反響路のインパルス応答の推定値を逐次修正し、その修正されたインパルス応答をもつ各擬似反響路を生成し、これら各擬似反響路に上記受話信号の対応するものをそれぞれ印加して上記擬似反響信号を生成する多チャネル音声通信会議用反響消去方法において、以下のステップを含む:(a) 上記受話信号と上記反響信号とをそれぞれN個の周波数帯域に分割してN個のサブバンド受話信号とN個のサブバンド反響信号を生成し、Nは2以上の整数であり、(b) 上記反響路の上記N個の周波数帯域におけるそれぞれのインパルスレスポンスを模擬するそれぞれ予め決めたタップ数のフィルタ係数が与えられるディジタルフィルタによりそれぞれ構成されたN個の擬似反響路に上記N個のサブバンド受話信号をそれぞれ通してN個の擬似反響信号を生成し、(c) 上記N個のサブバンド反響信号から対応する上記N個の擬似反響信号をそれぞれ減算することによりN個の周波数帯域の反響消去誤差信号を生成し、(d) それぞれの上記N個の反響消去誤差信号と、上記N個のサブバンド受話信号の対応するものとから、対応する上記反響消去誤差信号を最小とするように上記ディジタルフィルタに与える上記フィルタ係数をそれぞれ逐次的に修正し、(e) 上記N個の周波数帯域の上記反響消去誤差信号を合成して上記反響信号が抑圧された全周波数帯域の送信信号を生成する。
IPC (4件):
H04M 1/60 ,  G10L 9/00 ,  H04B 3/20 ,  H04M 3/56
FI (4件):
H04M 1/60 C ,  G10L 9/00 F ,  H04B 3/20 ,  H04M 3/56 B
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 反響消去装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-020731   出願人:日本電信電話株式会社
  • 反響消去装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-020732   出願人:日本電信電話株式会社
  • 反響消去装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-301610   出願人:日本電信電話株式会社
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