特許
J-GLOBAL ID:200903085818565861

トリポード型等速ジョイント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-203685
公開番号(公開出願番号):特開2001-032850
出願日: 1999年07月16日
公開日(公表日): 2001年02月06日
要約:
【要約】【課題】 軸力の低減や耐久性の向上を図ったトリポード型等速ジョイントを提供する。【解決手段】 内側ローラ23の摩擦抵抗や振れ廻りによる全接触角をαとしたとき、内側ローラ23の中心から引かれたトラニオン15の法線(基準線L)に対して±αの角度で2本の直線を引き、トラニオン15の法線を含み前記2本の直線で区画された領域を荷重作用領域とする。そして、内側ローラ23の外周面中心と外周面21の縁とを結んだ線が基準線Lとなす角度をβ1、外側ローラ25の内周面中心と内周面27の縁を結んだ線が基準線Lとなす角度をβ2、外側ローラ25の内周面中心との転動面29の縁を結んだ線が基準線Lとなす角度をβ3とした場合、各角度β1,β2,β3をαより大きくして内外ローラ23,25の外縁を荷重作用領域Z外に位置させる。
請求項(抜粋):
軸方向一端側が開口した中空筒状に形成され、第1の回転軸の軸端に固着されるハウジングと、このハウジングの内面に円周方向で等間隔に形成された3箇所の凹部と、これら各凹部内で互いに対向する部位に前記ハウジングの軸心に沿って延設され、それぞれにトラック面を有する一対のガイド溝と、前記各凹部内に進入する3本のトラニオンがその外周面に円周方向で等間隔に突設され、第2の回転軸の軸端に固着されるトリポードと、前記各トラニオンにニードル軸受を介して回転かつ摺動自在に外嵌すると共に、それぞれの外周に凸球面が形成された3個の内側ローラと、それぞれの内周に前記内側ローラの凸球面に対応する凹球面が形成されると共に、それぞれの外周に前記ガイド溝のトラック面に対応する転動面が形成された3個の外側ローラとを備えたトリポード型等速ジョイントであって、前記ニードル軸受と前記内側ローラとの摩擦係数をμ1、前記内側ローラと前記外側ローラとの摩擦係数をμ2とし、α1=tan-1(μ1+μ2)、トリポード中心の振れ廻りによる最大揺動角をα2、α=α1+α2とすると、前記内側ローラにおける凸球面の中心から引かれた前記トラニオンの法線に対して±αの角度で2本の直線を引いたとき、内側ローラの凸球面および前記外側ローラの凹球面、前記外側ローラの転動面は、それぞれの内外縁が、前記トラニオンの法線を含み前記2本の直線で区画された領域外に存在することを特徴とするトリポード型等速ジョイント。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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