特許
J-GLOBAL ID:200903086489602277

改善された差分動き符号テーブルを用いた差分動きベクトル値の可変長符号化方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-112054
公開番号(公開出願番号):特開平8-079088
出願日: 1995年05月10日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 一つの映像フレーム内の隣接動きベクトル値間の差分動きベクトル値の可変長符号化方法及びその装置を提供する。【構成】 減算器は遅延器により遅延された動きベクトル値と次の動きベクトル値間の差分動きベクトル値を計算する。可変長符号器は“ISO/IEC 11172-2”により提示された方法に基づき作成された差分動き符号テーブルから一つの画像内で生ずる動きベクトル値の有する範囲を逸する値を有する差分動きベクトルの場合も差分動きベクトル値の絶対値の大きさが小さいほど短い可変長符号を割当、差分動きベクトル値の絶対値の大きさが小さいほど短い可変長符号を割り当てるように変更された差分動き符号テーブルを用いて入力される差分動きベクトル値を可変長符号化する。よって、既存に設計されたハードウェアの構造を変更せず既存のテーブルの用いる場合よりさらに効率的に動きベクトルが符号化できる。
請求項(抜粋):
動補償に使われる動きベクトル値間の差分動きベクトル値を差分動きベクトル値の可変長符号化のための基準差分動き符号テーブルに基づき新たに作られた差分動き符号テーブルを用いて可変長符号化する動きベクトルの符号化方法において、一つの画像内で生ずる動きベクトル値の第1差分動きベクトル値のうち前記動きベクトル値の有する範囲を逸する差分動きベクトルを前記動きベクトル値の範囲により定められる法数で加算または減算して前記動きベクトル値の有する範囲内にその大きさが変更された第2差分動きベクトルを生成し、前記動きベクトル値の有する範囲を逸しない第3差分動きベクトル値をそのまま維持し、前記第1差分動きベクトル値の全てが前記動きベクトル値の範囲内に存するようにその範囲を変更する段階と、範囲変更された差分動きベクトル値mvdと前記一つの画像について決定されるベクトル範囲選択媒介変数fを数式“〔mvd+{sign(mvd)×(f-1)〕÷f”に代入して符号を有する分け前と残りの絶対値を算出する段階と、前記符号を有する分け前に対応する前記基準差分動きテーブル上の可変長符号とその可変長符号に接合され、前記残りの絶対値に対応して既に設定された残余符号を用いて前記第1差分動きベクトル値のそれぞれに対する可変長符号語を割り当てる段階により作られた差分動き符号テーブルのうち、前記動きベクトル値の有する範囲を逸する第2差分動きベクトル値にはその絶対値の大きさが小さいほど短い可変長符号を、その絶対値の大きさが大きいほど長い可変長符号を割り当てるように変更する差分動き符号テーブル変更段階と、動きベクトル値を印加され次の動きベクトル値が印加されるまで遅延して出力する段階と、前記遅延された動きベクトル値と前記次の動きベクトル値との間の差分動きベクトル値を計算する段階と、計算結果による差分動きベクトル値を印加され、前記差分動き符号テーブル変更段階により変更された差分動き符号テーブルに基づき可変長符号化する段階を含む動きベクトルの可変長符号化方法。
IPC (3件):
H03M 7/30 ,  H03M 7/42 ,  H04N 7/32
引用特許:
審査官引用 (2件)

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