特許
J-GLOBAL ID:200903087046901600

リガンド/細胞溶解ペプチド組成物及びその使用方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-546026
公開番号(公開出願番号):特表2000-514836
出願日: 1998年03月27日
公開日(公表日): 2000年11月07日
要約:
【要約】両親媒性細胞溶解ペプチドは、特異的なリガンド相互作用に依存した異常あるいは正常細胞を特異的に阻害するためのリガンド/細胞毒素の組み合わせにおいて使用するうえで適当である。例として、不妊や長期の避妊の誘発、腫瘍細胞の攻撃、ウイルス感染細胞の選択的溶解、自己免疫疾患の原因となるリンパ球の攻撃などの目的での使用がある。ペプチドは細胞膜に対して直接作用し、細胞内に取り込まれる必要はない。ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)(またはGnRHのアゴニスト)と細胞膜に作用する溶解ペプチドとの組み合わせを投与することにより動物にin vivoで長期の避妊または不妊が行われる。リガンドと膜作用性溶解ペプチドとの組み合わせのin vivo投与によりそのリガンドに対するレセプターを有する細胞が殺される。この化合物は比較的小さく、抗原性を有さない。性腺刺激細胞は非常に速やかに溶解した(10分のオーダー)。腫瘍細胞の溶解も速やかである。2つの要素、すなわちリガンドと細胞溶解ペプチドは、融合ペプチドとして投与することが可能であり、あるいはリガンドを溶解ペプチドよりも若干先に投与するようにして別々に投与することが可能である。この別々の投与は、リガンドに対するレセプターを有する細胞を活性化して溶解ペプチドによる細胞溶解を受けやすくするためのものである。細胞溶解ペプチドあるいは溶解ペプチド/ペプチドホルモン融合体をコードした遺伝子は造血幹細胞や骨髄前駆細胞に容易に挿入することが可能であるため、本発明の化合物は悪性または非悪性腫瘍及び特定のレセプターを有する「正常な」ホスト細胞(例リンパ球)のクローンあるいは集団に起因する他の疾患を治療するための遺伝子治療における使用に好適である。
請求項(抜粋):
(a)ゴナドトロピン放出ホルモン、1-LHRH-III、bLH、エストロゲン、テストステロン、黄体形成ホルモン、絨毛性ゴナドトロピン、卵胞刺激ホルモン、メラニン細胞刺激ホルモン、エストラジオール、ドーパミン、ソマトスタチン、及びこれらのホルモンの類似体からなる群から選択されるホルモンのドメインと、(b)細胞溶解ペプチドのドメインとを含む化合物。
IPC (12件):
A61K 38/00 ,  A01K 67/02 ,  A23K 1/165 ,  A61P 15/18 ,  A61P 31/12 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 111 ,  C07K 14/575 ,  C07K 14/59 ,  C07K 14/655 ,  C12N 5/10 ,  C12N 15/09 ZNA
FI (12件):
A61K 37/02 ,  A01K 67/02 ,  A23K 1/165 B ,  A61P 15/18 ,  A61P 31/12 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 111 ,  C07K 14/575 ,  C07K 14/59 ,  C07K 14/655 ,  C12N 5/00 C ,  C12N 15/00 ZNA A
引用特許:
審査官引用 (3件)

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