特許
J-GLOBAL ID:200903087248143081
空気入りタイヤ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件):
三好 秀和
, 岩▲崎▼ 幸邦
, 栗原 彰
, 川又 澄雄
, 伊藤 正和
, 高橋 俊一
, 高松 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-156274
公開番号(公開出願番号):特開2005-336303
出願日: 2004年05月26日
公開日(公表日): 2005年12月08日
要約:
【課題】耐摩耗性とWet性を損なうことなく、低発熱性を向上させる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】空気入りタイヤは、天然ゴム30〜80重量部、及び、スチレン-ブタジエンゴム及び/又はブタジエンゴム20〜70重量部からなるゴム成分100重量部当たり、カーボンブラックとシリカよりなる充填剤40〜60重量部を含有し、ゴム成分は、第1次変性及び第2次変性を行うことにより製造された末端変性共役ジエン系重合体を含有し、シリカは充填剤の10〜70重量%を占め、かつ、シリカは末端変性共役ジエン系重合体の33重量%以上であるゴム組成物をトレッドゴムに用いる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
天然ゴム30〜80重量部、及び、スチレン-ブタジエンゴム及び/又はブタジエンゴム20〜70重量部からなるゴム成分100重量部当たり、
カーボンブラックとシリカよりなる充填剤40〜60重量部を含有し、
前記ゴム成分は、共役ジエン系モノマーを単独で、あるいは、他のモノマーと共に重合して得られ、主鎖の共役ジエン部分におけるシス-1,4-結合の含量が75モル%以上の、活性末端を有する共役ジエン系重合体の該活性末端に、ヒドロカルビルオキシラン化合物を反応させる第1次変性の後、炭素数が4以上の糖類又は変性糖類を含む多価アルコールの脂肪酸エステルでかつ水酸基を一つ以上有する化合物、及びヒドロカルビルオキシラン化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を反応させる第2次変性を行うことにより製造された末端変性共役ジエン系重合体を含有し、
前記第2次変性において縮合促進剤を用い、該縮合促進剤が下記(1)から(3)で表される金属化合物からなる群から選ばれた少なくとも一種と水とからなり、
(1)酸化数2のスズの炭素数3〜30のカルボン酸塩で、次式を満足するもの
Sn(OCOR14)2
(式中、R14は、炭素数2〜19の有機基であり、複数ある場合は同一でも異なっていてもよい。)
(2)酸化数4のスズの化合物で、次式を満足するもの
R15rSnA4tB1(4-t-r)
[式中、rは1〜3の整数で;tは1又は2の整数で;t+rは3又は4の整数である。R15は炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基で;B1はヒドロキシル基又はハロゲンである。A4は、(i)炭素数2〜30のカルボキシル基、(ii)炭素数5〜30のα,γ-ジオニル基、(iii)炭素数3〜30のヒドロカルビルオキシ基、及び(iv)炭素数1〜20のヒドロカルビル基及び/又は炭素数1〜20のヒドロカルビルオキシ基で合計三置換(同一でも異なっていてもよい)されたシロキシ基から選ばれる基であり、A4が複数ある場合は同一でも異なっていてもよい。]
(3)酸化数4のチタン化合物で、次式を満足するもの
A5xTiB2(4-x)
[式中、xは2又は4の整数である。A5は、(i)炭素数3〜30のアルコキシ基、(ii)炭素数1〜30のアルキル基及び/又は炭素数1〜20のアルコキシ基で合計三置換されたシロキシ基であり、A5が複数ある場合は同一でも異なっていてもよい。B2は、炭素数5〜30のα,γ-ジオニル基である。]
前記共役ジエン系重合体の重合に用いる重合触媒が、下記(A)、(B)、(C)の各成分それぞれから選ばれる少なくとも一種の化合物を組み合わせてなり、
(A)成分:次の(A1)〜(A4)から選ばれる希土類化合物であり、そのまま不活性有機溶媒溶液として用いても不活性固体上に担持して用いてもよい
(A1)酸化数3の希土類化合物で、炭素数2〜30のカルボキシル基、炭素数2〜30のアルコキシ基、炭素数6〜30のアリーロキシ基、及び炭素数5〜30のα,γ-ジケトニル基の中から自由に選ばれる配位子を合計三つ有するもの、又はこれとルイス塩基化合物の錯化合物
(A2)希土類の3ハロゲン化物とルイス塩基の錯化合物
(A3)少なくとも一つの(置換)アリル基が直接希土類原子に結合した、酸化数3の有機希土類化合物
(A4)少なくとも一つの(置換)シクロペンタジエニル基が直接希土類原子に結合した酸化数2もしくは3の有機希土類化合物、又はこの化合物とトリアルキルアルミニウムもしくは非配位性アニオン及び対カチオンからなるイオン性化合物との反応生成物
(B)成分:次の一つから選ばれる少なくとも一種類の有機アルミニウム化合物であり、複数を同時に用いることができる
(B1)R33AIで表されるトリヒドロカルビルアルミ化合物(但し、R3は炭素数1〜30の炭化水素基で、互いに同一であっても異なってもよい)
(B2)R42AIH又はR4AIH2で表されるヒドロカルビルアルミ水素化物(但し、R4は炭素数1〜30の炭化水素基で、互いに同一であっても異なってもよい)
(B3)炭素数1〜30の炭化水素基を持つヒドロカルビルアルミノキサン化合物である
(C)成分:次の一から選ばれる化合物であり、(A)がハロゲン又は非配位性アニオンを含む場合、及び(B)がアルミノキサンを含む場合は必ずしも必要ではない。
(C1)加水分解可能なハロゲンを有するII、III、IV族の無機もしくは有機化合物又はこれらとルイス塩基の錯化合物
(C2)少なくとも一つの三級アルキルハライド、ベンジルハライド、及びアリルハライドから選ばれる構造を有する有機ハロゲン化物
(C4)非配位性アニオン及び対カチオンからなるイオン性化合物
前記希土類元素がランタン、ネオジム、プラセオジム、サマリウム、ガドリウムからなる群から選ばれる一種であり、
前記共役ジエン系重合体がポリブタジエン、ポリイソプレン、及びブタジエンと他の共役ジエンとの共重合体からなる群から選ばれる少なくとも一種であり、
前記シリカは、前記充填剤の10〜70重量%を占め、かつ、前記シリカは、前記末端変性共役ジエン系重合体の33重量%以上であることを特徴とするゴム組成物をトレッドゴムに用いてなる空気入りタイヤ。
IPC (6件):
C08L7/00
, B60C1/00
, C08F8/42
, C08K3/04
, C08K3/36
, C08L83/10
FI (6件):
C08L7/00
, B60C1/00 A
, C08F8/42
, C08K3/04
, C08K3/36
, C08L83/10
Fターム (17件):
4J002AC01W
, 4J002CP17X
, 4J002DA036
, 4J002DJ017
, 4J002GN01
, 4J100AB02Q
, 4J100AS02P
, 4J100AS03P
, 4J100CA01
, 4J100CA04
, 4J100CA31
, 4J100HA35
, 4J100HC10
, 4J100HC12
, 4J100HC27
, 4J100HC78
, 4J100JA29
引用特許:
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