特許
J-GLOBAL ID:200903088362624266
自動車用プロピレン系樹脂組成物、その製造方法及びその成形体
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
河備 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-185382
公開番号(公開出願番号):特開2004-083889
出願日: 2003年06月27日
公開日(公表日): 2004年03月18日
要約:
【課題】水性塗料のプライマーレス塗装性を改良し、静電塗装が可能な導電性を有し、かつ大型薄肉の射出成形体が可能な流動性、塗装性、導電性と機械物性のバランスに優れたプロピレン系樹脂組成物、その製造方法、その成形体の提供。【解決手段】(a)プロピレン・エチレンブロック共重合体100重量部、(b)エチレン系エラストマー20〜40重量部、(c)タルク30〜50重量部からなるポリプロピレン系樹脂組成物(A)100重量部に対して、(B)特定の変性ポリプロピレン1〜15重量部、(C)導電性カーボン1〜15重量部を含有するプロピレン系樹脂組成物であって、プロピレン系樹脂組成物の体積固有抵抗値(VR)が1010Ωcm以下、かつMFRとVRが式(I)を満足する導電性、塗装性、衝撃強度のバランスに優れた自動車用プロピレン系樹脂組成物。(log(VR)-1)×2≦MFR ・・・式(I)【選択図】 なし
請求項(抜粋):
下記(a)〜(c)成分からなるポリプロピレン系樹脂組成物(A)100重量部に対して、(B)変性ポリプロピレン1〜15重量部、(C)導電性カーボン1〜15重量部を含有するプロピレン系樹脂組成物であって、(B)変性ポリプロピレンの重量平均分子量が8000〜15000、極性官能基のグラフト率が3.0〜16重量%、であり、プロピレン系樹脂組成物の体積固有抵抗値が1010Ωcm以下であり、かつメルトフローレート(JIS K7210、試験温度230°C、試験荷重21.18N、単位[g/10分]、以下MFRと記す。)と体積固有抵抗値VR(単位[Ωcm])の関係が下記の式(I)を満足することを特徴とする、導電性、塗装性、衝撃強度のバランスに優れた自動車用プロピレン系樹脂組成物。
(log(VR)-1)×2≦MFR ・・・式(I)
(a)成分:MFRが210〜400g/10分であり、かつアイソタクチックペンタッド分率が0.98以上であるプロピレン単独重合体部分と、プロピレン含有量が65〜85重量%、ガラス転移温度が-40°C以下であり、135°Cデカリン中で測定される固有粘度[η]が3〜15(dl/g)であるプロピレン・エチレン共重合体部分とからなるプロピレン・エチレンブロック共重合体であって、MFRが100〜200g/10分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体 100重量部
(b)成分:コモノマー含量が28重量%以上で、MFRが0.5〜20g/10分であるエチレン・オクテンランダム共重合体及び/又はエチレン・ブテンランダム共重合体 20〜40重量部
(c)成分:レーザー回折法によって測定した平均粒径が10μm以下であるタルク 30〜50重量部
IPC (3件):
C08L53/00
, C08K3/04
, C08K3/34
FI (3件):
C08L53/00
, C08K3/04
, C08K3/34
Fターム (16件):
4J002AC114
, 4J002BB052
, 4J002BB204
, 4J002BN033
, 4J002BN053
, 4J002BP021
, 4J002BP025
, 4J002BP035
, 4J002CL005
, 4J002CL015
, 4J002CL035
, 4J002DA037
, 4J002DJ046
, 4J002FD016
, 4J002FD117
, 4J002GN00
引用特許: