特許
J-GLOBAL ID:200903088599615873

負荷回路の保護装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 三好 秀和 ,  岩▲崎▼ 幸邦 ,  川又 澄雄 ,  伊藤 正和 ,  高橋 俊一 ,  高松 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-123544
公開番号(公開出願番号):特開2007-295776
出願日: 2006年04月27日
公開日(公表日): 2007年11月08日
要約:
【課題】電線の温度上昇を検出し、レアショート発生時に確実に負荷回路を遮断することのできる負荷回路の保護装置を提供する。【解決手段】負荷4に流れる電流が上昇しているときには、電線7或いは接触導体の熱特性(熱抵抗、熱容量)に基づいて電線7の上昇温度を算出し、アーク発生時には、アークによる温度上昇を算出し、更に、負荷4に流れる電流がゼロ、或いは減少しているときには、電線7の熱特性に基づいて電線7の下降温度を算出する。そして、求められた上昇温度、下降温度をトータル的に加算することにより、現在の電線7の温度を推定し、この推定温度が所定の許容温度を超えたときに、負荷回路を遮断する。従って、電線7の温度上昇に基づいた、高精度な回路の保護が可能となる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
電源、スイッチ及び負荷を備えた負荷回路の、前記負荷に流れる電流を検出し、検出した電流値により前記負荷回路を遮断する負荷回路の保護装置において、 前記負荷に流れる電流を検出する電流検出手段と、 前記電流検出手段で電流が検出されているとき、検出された電流値と、前記負荷と電源とを結ぶ導体の熱特性とに基づいて、前記導体の上昇温度を算出する上昇温度算出手段と、 前記電流検出手段で電流が検出されていないとき、或いは検出した電流が下降したときに、前記導体の熱特性に基づいて、前記導体の下降温度を算出する下降温度算出手段と、 前記負荷に流れる電流が負荷の通常動作電流に復帰した直後に発生するアークによる上昇温度を、電流が負荷の通常動作電流に復帰する直前の電流値に基づいて算出するアーク上昇温度算出手段と、 前記上昇温度算出手段、前記下降温度算出手段、及び前記アーク上昇温度算出手段により算出される上昇温度及び下降温度を積算して、前記導体の推定温度を求める推定温度算出手段と、 前記推定温度算出手段により算出される前記導体の温度が所定の閾値温度を超えたか否かを判定する温度判定手段と、 前記温度判定手段により、前記導体の温度が所定の閾値温度を超えたと判定された際に、前記負荷回路を遮断する遮断制御手段と、 を備えたことを特徴とする負荷回路の保護装置。
IPC (3件):
H02H 6/00 ,  H02H 5/00 ,  B60R 16/02
FI (5件):
H02H6/00 A ,  H02H5/00 F ,  B60R16/02 645A ,  B60R16/02 650S ,  B60R16/02 650X
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

前のページに戻る