特許
J-GLOBAL ID:200903088782009109

先読み制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 明夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-076809
公開番号(公開出願番号):特開平9-319652
出願日: 1997年03月28日
公開日(公表日): 1997年12月12日
要約:
【要約】【課題】主記憶に先読みされたデータが他のデータにより置換されるのを減らす【解決手段】OSが、ユーザプロセスからの2次記憶装置への読み出し要求が逐次アクセスと判断すると、その要求が指定するデータの後続のデータを先読みする前に、先読みを停止すべきか否かを判断する。その判断は、当該後続のデータが主記憶内のキャッシュ領域に先読みされた後、他のデータにより置換されるのを防ぐように実行される。すなわち、この読み出し要求が要求するデータがすでに先読みされたデータであり(62)、そのデータがすでに他のデータにより置換されている(63)かが判断される。これらの二つの条件が満たされるときには、先読みが無駄になっている。この読み出し要求に付随する先読みは実行されないで、先読み停止フラグがセットされ、後続の逐次アクセスに対してはこの先読み停止フラグにより先読みが禁止される(61)。
請求項(抜粋):
プロセッサと、主記憶と、複数のユーザプロセスによりアクセス可能な複数のファイルを保持する少なくとも一つの二次記憶装置を有し、上記主記憶は、上記二次記憶装置と上記複数のユーザプロセスの間で転送されるべきデータを一時的に保持するキャッシュ領域を有し、上記複数のユーザプロセスのいずれか一つが発行した読み出し要求が指定したデータを上記複数のファイルのいずれかの一つから読み出し、上記読み出されたデータを上記キャッシュ領域を経由して上記一つのユーザプロセスに転送し、さらに、上記読み出し要求が、上記一つのファイル内の順序づけられた複数のデータを逐次アクセスする逐次アクセスのための読み出し要求であるときには、上記逐次アクセスにより後に読み出される可能性がある後続のデータを上記一つのファイルから上記キャッシュ領域に先読みする計算機システムにおいて、上記読み出し要求が逐次アクセスのための読み出し要求であるときに、上記先読みを実行する前に、上記読み出し要求が予め定められた先読み停止条件を満たすか否かを判別し、上記読み出し要求が上記条件を満たすとき、上記後続のデータの上記先読みを停止するステップを有し、上記条件は、上記後続のデータが先読みされた場合に、当該後続のデータが、上記2次記憶装置から上記キャッシュ領域に後に読み出されるであろういずれかの他のデータにより置換されるのを回避するための条件である先読み制御方法。
IPC (2件):
G06F 12/08 ,  G06F 12/08 320
FI (2件):
G06F 12/08 D ,  G06F 12/08 320
引用特許:
審査官引用 (10件)
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