特許
J-GLOBAL ID:200903091435951970

水冷型原子炉又は関連設備の金属構成部の表面における割れの開始又は進展を緩和する方法及び表面に割れを有している金属構成部

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-042235
公開番号(公開出願番号):特開平7-311296
出願日: 1995年03月02日
公開日(公表日): 1995年11月28日
要約:
【要約】【目的】 水冷型原子炉又は関連設備の金属構成部の表面における割れの開始又は進展を現場において有効に緩和することのできる方法を提供する。【構成】 貴金属、例えばパラジウムを含有している化合物を溶液又は懸濁液の形態で原子炉の水内に噴射する。この化合物は、原子炉発熱状態の下で分解して貴金属のイオン又は原子を放出する性質を有しており、このイオン又は原子は、割れの内面に混入又は付着する。前述の化合物は、有機物、有機金属化合物(例えば、パラジウム・アセチルアセトナート)、又は無機物であってもよい。割れの内側に付着したパラジウムは、大部分の表面パラジウムが高速流体流状態において消耗した場合でも、触媒的挙動を示す。その結果、割れ内の電気化学的電位は、臨界電位よりも低いレベルに低下して粒界応力腐食割れに対する保護を成し得る。
請求項(抜粋):
水冷型原子炉又は関連設備の金属構成部の表面における割れの開始又は進展を緩和する方法であって、貴金属を含有している化合物の溶液又は懸濁液を前記原子炉の水内に噴射する工程を備えており、前記貴金属は、前記金属構成部の表面に混入又は付着されたときに該表面の電気化学的電位を減少させる性質を有しており、前記化合物は、原子炉発熱状態の下で分解して前記貴金属のイオン又は原子を放出する性質を有しており、前記イオン又は原子は、前記金属構成部の表面に混入又は付着する、水冷型原子炉又は関連設備の金属構成部の表面における割れの開始又は進展を緩和する方法。
IPC (3件):
G21D 1/00 GDB ,  C23F 11/18 ,  G21D 3/08 GDB
引用特許:
審査官引用 (2件)

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