特許
J-GLOBAL ID:200903091478633786

成形性に優れた高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-014378
公開番号(公開出願番号):特開2001-207221
出願日: 2000年01月24日
公開日(公表日): 2001年07月31日
要約:
【要約】【課題】 自動車部品用素材として好適な、成形性に優れる高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】 C:0.05〜0.20%、Si:0.3 〜1.8 %、Mn:1.0 〜3.0 %を含む組成を有する鋼素材を、加熱し、仕上圧延終了温度を(Ar3点+150 °C)以下とする熱間圧延を行い700 °C以下まで冷却し巻き取る工程と、(Ac3点-50°C) 〜(Ac3点+100 °C)で5s以上保持した後10°C/s以上の冷却速度でMs 点以下まで冷却する工程と、(Ac1点〜Ac3 点) の温度域で5〜120 s間保持した後、5°C/s以上の冷却速度で500 °C以下まで冷却する工程と、溶融亜鉛めっき処理を施した後、5°C/s以上の冷却速度で300 °Cまで冷却する工程とを順次施し、体積率で20%以上の焼戻マルテンサイト、2%以上の残留γ、30%以上のフェライトおよび低温変態相からなる複合組織とする。
請求項(抜粋):
mass%で、 C:0.05〜0.20%、 Si:0.3 〜1.8 %、 Mn:1.0 〜3.0 %を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼素材を、加熱し、仕上げ圧延終了温度を(Ar3変態点+150 °C)以下の温度範囲とする熱間圧延を行い熱延板としたのち、700 °C以下の温度まで冷却し巻き取る熱延工程と、ついで(Ac3変態点-50°C) 〜(Ac3変態点+100 °C)の温度域で5sec 以上保持する加熱処理を施した後、10°C/s以上の冷却速度でMs 点以下の温度まで冷却する熱延板組織調整工程と、次いで、(Ac1変態点〜Ac3 変態点) の温度域で5〜120 s間保持する加熱処理を施した後、5°C/s以上の冷却速度で500 °C以下の温度まで冷却する焼戻し工程と、次いで溶融亜鉛めっき処理を施し、前記熱延板の表層に溶融亜鉛めっき層を形成した後、5°C/s以上の冷却速度で300 °Cまで冷却するめっき工程とを順次施し、鋼板組織を体積率で20%以上の焼戻マルテンサイト、体積率で30%以上のフェライト、体積率で2%以上の残留オーステナイトおよび低温変態相からなる複合組織とすることを特徴とする成形性に優れた高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
IPC (7件):
C21D 9/46 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/38 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/28 ,  C23C 2/40
FI (7件):
C21D 9/46 U ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/38 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/28 ,  C23C 2/40
Fターム (41件):
4K027AA02 ,  4K027AA23 ,  4K027AB02 ,  4K027AB28 ,  4K027AB42 ,  4K027AC12 ,  4K027AC18 ,  4K027AC72 ,  4K027AC73 ,  4K027AE11 ,  4K027AE12 ,  4K027AE18 ,  4K037EA01 ,  4K037EA02 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA09 ,  4K037EA11 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA17 ,  4K037EA19 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA27 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EA36 ,  4K037EB05 ,  4K037EB09 ,  4K037EB11 ,  4K037FA02 ,  4K037FB04 ,  4K037FC04 ,  4K037FE01 ,  4K037FE02 ,  4K037FF02 ,  4K037GA05 ,  4K037GA07 ,  4K037JA06
引用特許:
審査官引用 (8件)
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