特許
J-GLOBAL ID:200903092321003556

減衰力調整式緩衝器及びこれを用いたサスペンション制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-093351
公開番号(公開出願番号):特開2009-243636
出願日: 2008年03月31日
公開日(公表日): 2009年10月22日
要約:
【課題】パイロット(背圧)型の減衰力調整式油圧緩衝器において、高周波振動に対して、背圧室の圧力の上昇を抑えて減衰力の過度の増大を防止する。【解決手段】シリンダ内のピストンの摺動によって生じる環状油路21とリザーバ4との間に生じる油液の流れをパイロット(背圧)型の減衰弁27及び圧力制御弁28(ソレノイド制御弁)によって制御して減衰力を発生させる。圧力制御弁28によって直接減衰力を発生させると共に、背圧室53の内圧を調整して減衰弁27の開弁圧力を制御する。圧力制御弁28の弁体58は、開弁方向の移動に対する抵抗力よりも閉弁方向の移動に対する抵抗力が大きくなっているので、サスペンション装置のバネ下共振(高周波振動)に対して、閉弁遅れが生じて、連続入力に対して開弁状態が維持されて減衰力が低下するので、減衰力の過度の上昇による乗り心地の悪化を防止することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させ、開弁圧力を調整可能な圧力制御弁とを備えた減衰力調整式緩衝器において、 前記圧力制御弁の弁体は、開弁方向の移動に対する抵抗力よりも閉弁方向の移動に対する抵抗力が大きく、所定の高周波入力に対して閉弁遅れが生じるようになっていることを特徴とする減衰力調整式緩衝器。
IPC (4件):
F16F 9/50 ,  F16F 9/46 ,  B60G 17/08 ,  B60G 17/015
FI (4件):
F16F9/50 ,  F16F9/46 ,  B60G17/08 ,  B60G17/015 A
Fターム (14件):
3D301AA11 ,  3D301AA13 ,  3D301AA53 ,  3D301DA33 ,  3D301DA38 ,  3D301DB40 ,  3D301EB13 ,  3D301EC01 ,  3J069AA54 ,  3J069CC10 ,  3J069EE01 ,  3J069EE18 ,  3J069EE44 ,  3J069EE66
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (2件)
  • 減衰力調整式油圧緩衝器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-185817   出願人:トキコ株式会社
  • 油圧緩衝器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-307119   出願人:オーリンスレーシングアクティエボラーグ, ヤマハ発動機株式会社

前のページに戻る