特許
J-GLOBAL ID:200903092393147617

硬質被覆層がすぐれた耐熱衝撃性および表面潤滑性を有する表面被覆サーメット製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-097527
公開番号(公開出願番号):特開2004-188576
出願日: 2003年04月01日
公開日(公表日): 2004年07月08日
要約:
【課題】硬質被覆層がすぐれた耐熱衝撃性を有する表面被覆サーメット製切削工具を提供する。【解決手段】WC基超硬合金またはTiCN基サーメットで構成された工具基体の表面に、(a)下部層として、1層または2層以上からなり、かつ3〜20μmの平均層厚を有するTi化合物層、(b)上部層として、化学蒸着形成した状態で特定結晶構造を有し、加熱変態生成クラックが分散分布した組織および1〜15μmの平均層厚を有する加熱変態α型Al2O3層、(c)表面部層として、化学蒸着形成され、組成式:TiOX 、で表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装置で測定して、X:Tiに対する原子比で1.2〜1.9、を満足し、かつ0.1〜5μmの平均層厚を有するTi酸化物層、(d)最表面色識別層として、化学蒸着形成され、かつ0.05〜2μmの平均層厚を有するTiN層、以上(a)〜(d)で構成された硬質被覆層を形成してなる。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、 (a)下部層として、いずれも化学蒸着形成されたTiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上からなり、かつ3〜20μmの合計平均層厚を有するTi化合物層、 (b)上部層として、化学蒸着形成した状態でκ型またはθ型の結晶構造を有する酸化アルミニウムに加熱処理を施して結晶構造をα型結晶構造に変態してなると共に、加熱変態生成クラックが分散分布した組織および1〜15μmの平均層厚を有する加熱変態α型酸化アルミニウム層、 (c)表面部層として、化学蒸着形成され、 組成式:TiOX 、 で表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装置で測定して、 X:Tiに対する原子比で1.2〜1.9、 を満足し、かつ0.1〜5μmの平均層厚を有するTi酸化物層、 (d)最表面色識別層として、化学蒸着形成され、0.05〜2μmの平均層厚を有する窒化チタン層、 以上(a)〜(d)で構成された硬質被覆層を形成してなる、硬質被覆層がすぐれた耐熱衝撃性および表面潤滑性を有する表面被覆サーメット製切削工具。
IPC (3件):
B23C5/16 ,  C23C16/34 ,  C23C16/40
FI (3件):
B23C5/16 ,  C23C16/34 ,  C23C16/40
Fターム (17件):
3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF25 ,  4K030AA03 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030BA38 ,  4K030BA43 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030DA09 ,  4K030FA10 ,  4K030HA01 ,  4K030LA22
引用特許:
審査官引用 (8件)
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