特許
J-GLOBAL ID:200903093010630278

ガスタービンにおける高温部品の寿命診断方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 静夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-208558
公開番号(公開出願番号):特開2006-029190
出願日: 2004年07月15日
公開日(公表日): 2006年02月02日
要約:
【課題】 ガスタービンの高温部品の寿命判断を正確に行える方法を提供する。 【解決手段】 先ず、主流の燃焼ガス及び混入流体について、実際の運転で想定される複数の運転条件に対応した複数の境界条件を与えてCFD解析を行い、想定の運転条件ごとに、各高温部品に伝達される局所ガス温度を算出する。次に、CFD解析結果に基づき、高温部品ごとに、想定の各運転条件と局所ガス温度との相関図を作成する。次に、所望の高温部品について、相関図、及び実際の運転に伴って蓄積されている運転情報に基づき、相関図より実際の運転時の運転条件ごとに対応する局所ガス温度を抽出し、抽出した局所ガス温度ごとの運転時間を運転情報より抽出する。次に、抽出した各運転時間を局所ガス温度ごとに定められた重み係数で重み付けし、重み付けした各運転時間を累積する。そして、累積運転時間を当該高温部品に定められた基準値と比較して残り寿命を判断する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
ガスタービンを構成する部品のうち主流の燃焼ガスより熱が与えられて高温になる高温部品についての寿命診断方法において、 主流の燃焼ガス及びこれに混入される混入流体について、実際の運転で想定される複数の運転条件に対応した複数の境界条件を与えてCFD解析を行い、想定の運転条件ごとに、各高温部品に伝達される局所ガス温度を算出する第1ステップと、 第1ステップでのCFD解析の結果に基づき、高温部品ごとに、想定の各運転条件と局所ガス温度との相関図を作成する第2ステップと、 所望の高温部品について、第2ステップで作成した相関図、及び実際の運転に伴って蓄積されている運転情報に基づき、相関図より実際の運転時の運転条件ごとに対応する局所ガス温度を抽出し、抽出した局所ガス温度ごとの運転時間を運転情報より抽出する第3ステップと、 第3ステップで抽出した各運転時間を局所ガス温度ごとに定められた重み係数で重み付けし、重み付けした各運転時間を累積する第4ステップと、 第4ステップでの累積運転時間を当該高温部品に定められた基準値と比較して残り寿命を判断する第5ステップと、 を含むことを特徴とするガスタービンにおける高温部品の寿命診断方法。
IPC (2件):
F02C 7/00 ,  F01D 25/00
FI (2件):
F02C7/00 A ,  F01D25/00 X
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (5件)
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