特許
J-GLOBAL ID:200903093269952940

掘削工事用シミュレーション装置に用いる背面側の水平地盤反力係数設定方法及び最小土圧設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-138355
公開番号(公開出願番号):特開2002-332638
出願日: 2001年05月09日
公開日(公表日): 2002年11月22日
要約:
【要約】【課題】 地下構造物の構築に当たって掘削土留め工のシミュレーションを高精度化し、安全性の高い施工を行う。【解決手段】 掘削土留め工の計算において、掘削面側及び背面側の双方に地盤ばねが存在することを仮定し、そこで用いる背面側の水平地盤反力係数と最小土圧を求めるための推定式を導出し、この推定式により誰にでも自由に背面側の水平地盤反力係数と最小土圧を算出できるようにし、この算出結果を利用することにより掘削工事用シミュレーション装置が行うシミュレーションの信頼性を向上させた。
請求項(抜粋):
A、土留め壁の施工の前に背面側の土質を深さ毎に調査して得られた土質条件を記憶する背面側土質条件記憶手段と、上記土留め壁の掘削面側の土質を深さ毎に調査して得られた土質条件を記憶する掘削面側土質条件記憶手段と、地盤改良工事施工後の改良地盤の土質条件を記憶する改良地盤土質条件記憶手段と、掘削工事の施工順序を記憶する施工順序記憶手段と、上記土留め壁の曲げ剛性を記憶する土留め壁の曲げ剛性記憶手段と、上記土留め壁を支持する切ばりの剛性を記憶する切ばり剛性記憶手段と、掘削によって発生する上記土留め壁の水平変位を算出する土留め壁水平変位演算手段と、上記土留め壁水平変位演算手段で算出した土留め壁の水平変位が掘削面側の土に与えられることにより発生する掘削面側の反力を算出する掘削面側水平地盤反力算出手段と、この掘削面側水平地盤反力算出手段で算出した水平地盤反力をピーク強度と比較し、土の破壊、非破壊を判定する塑性化検出手段と、塑性化検出手段が土の破壊を検出することにより起動され、土の破壊と非破壊の境界点を算出する弾塑性境界点検出手段と、弾塑性境界点検出手段が検出した境界点と掘削側の地盤表面との間の土の強度を土の破壊後の上記ピーク強度以下の値を持つ残留強度に置換し、再度上記土留め壁水平変位演算手段で土留め壁の変位を算出させる地盤強度置換手段と、上記塑性化検出手段で土の非破壊を検出した場合は上記土留め壁水平変位演算手段の演算結果をそのまま記憶し、塑性化検出手段で土の破壊を検出した場合は、上記地盤強度置換手段で置換した土の強度により上記土留め壁水平変位演算手段で再度演算し、その再演算結果を記憶する最終結果記憶手段と、土留め壁の応力及び切ばり応力を求め、これを記憶する応力記憶手段とによって構成した掘削工事用シミュレーション装置において、B、上記土留め壁の背面側及び掘削面側の双方に地盤ばねが存在すると仮定し、地盤の変形係数をE、補正係数をαKとした場合に、背面側水平地盤反力係数KHをKHK・Eによって設定することを特徴とする掘削工事用シミュレーション装置に用いる水平地盤反力係数設定方法。
IPC (3件):
E02D 17/04 ,  G06F 17/60 104 ,  G06F 19/00 110
FI (3件):
E02D 17/04 Z ,  G06F 17/60 104 ,  G06F 19/00 110
引用特許:
出願人引用 (2件)

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