特許
J-GLOBAL ID:200903093323046623

マルチキャピラリーDNA塩基配列決定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-080751
公開番号(公開出願番号):特開平9-243598
出願日: 1996年03月08日
公開日(公表日): 1997年09月19日
要約:
【要約】【課題】 マルチキャピラリーDNAシーケンサで、さらに処理能力を高める。【解決手段】 励起光用レーザ2a,2bから出た励起光ビームEは平面ミラー3で角度を変え、ビームエキスパンダー4でビームが広げられ、シリンドリカルレンズ5でライン状に集光されて泳動部1のキャピラリーアレイに照射される。キャピラリーアレイ中を泳動するDNAフラグメントの標識蛍光物質が励起され、発生した蛍光は励起光とともにマクロレンズ6でイメージとして取り込まれ、スリット7を経てノッチフィルタ8で励起光成分が遮光され、凹面グレーティング9で分光され、検出器10上にキャピラリーアレイの分光された蛍光像を結像させる。CPU12では、検出器10上のデータとしてx方向にキャピラリーアレイの位置データ、λ方向に各キャピラリー位置での分光信号を得、時間の経過に伴なって各キャピラリーでのDNA試料の塩基配列を得る。
請求項(抜粋):
ゲルが充填された複数のキャピラリーが配列され、2種類以上の蛍光物質により識別可能に標識された4種類の末端塩基の異なるDNAフラグメントを含む複数の試料が1つずつ前記キャピラリーに注入されて、全てのキャピラリーで同時に電気泳動されるマルチキャピラリーアレイ泳動部と、前記マルチキャピラリーアレイ泳動部のキャピラリーアレイの面に対する垂直方向から、泳動方向と直交する1直線に沿って、全キャピラリーに励起光ビームを照射する励起光学系と、前記励起光学系の励起光ビームにより励起された全キャピラリーの試料からの蛍光を受光し、前記キャピラリーアレイのキャピラリーの配列方向と直交する方向に波長分散させる分光手段、及びその分光手段により分光された各キャピラリーの試料からの蛍光スペクトルを検出する2次元検出器を備えた受光光学系と、前記受光光学系の2次元検出器の検出信号からキャピラリーの位置と検出したDNAフラグメントの末端塩基の種類とを認識することにより、各キャピラリーにおける試料の塩基配列を決定するデータ処理・制御部と、を備えたことを特徴とするマルチキャピラリーDNA塩基配列決定装置。
IPC (2件):
G01N 27/447 ,  G01N 21/64
FI (4件):
G01N 27/26 325 E ,  G01N 21/64 Z ,  G01N 27/26 315 K ,  G01N 27/26 325 B
引用特許:
審査官引用 (12件)
  • 特開昭63-036147
  • 特開昭63-036147
  • 電気泳動媒体及びそれを用いる分析装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-080926   出願人:株式会社日立製作所
全件表示

前のページに戻る