特許
J-GLOBAL ID:200903093648091706

ボルト接合部の制振構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-371016
公開番号(公開出願番号):特開2000-104338
出願日: 1998年12月25日
公開日(公表日): 2000年04月11日
要約:
【要約】【課題】 外板と中板とが繰り返して滑りを生じた場合にも、常にほぼ一定した摩擦抵抗力を発生させて、安定した減衰力特性を得ることができるボルト接合部の制振構造を提供する。【解決手段】 一方の鉄骨部材から突設した外板10,12と、他方の鉄骨部材から突設した中板14とを互いに重合するとともに、高力ボルト16を貫通してナット18締めしてボルトに軸力Nを発生させる。中板14のボルト挿通孔14aを長孔として、外板10,12と中板14との相対移動を許容する。外板10,12と中板14の両面との間に、複合摩擦材料で形成され摺接面に溝21を有する摩擦板22を介在する。摩擦板22を、熱硬化型樹脂を結合材として、繊維材料と、摩擦調整材と、充填剤とからなる複合摩擦材料で形成する。さらに、外板10,12と摩擦板22と中板とを押圧する付勢手段として皿ばね30を設け、摩擦力の安定を図る。
請求項(抜粋):
互いに接合しようとする2つの鉄骨部材のうち、一方の鉄骨部材から第1圧接板を、かつ、他方の鉄骨部材から第2圧接板をそれぞれ一体に突設し、これら第1,第2圧接板を互いに重合するとともに、両圧接板間に相対移動を可能にしてボルト軸力を付加し、両圧接板間に入力される所定値以上の振動変位力により、これら両者の相対移動が許容され、このときに発生する摩擦抵抗力によって、上記2つの鉄骨部材間を制振するようにしたボルト接合部の制振構造において、上記第1圧接板と上記第2圧接板との間に、複合摩擦材料で形成される摩擦板を介在させ、該摩擦板は、熱硬化型樹脂を結合材として、アラミド繊維,ガラス繊維,ビニロン繊維,カーボンファイバー,アスベストなどの繊維材料と、カシューダスト,鉛などの摩擦調整材と、硫酸バリュームなどの充填剤とからなる複合摩擦材料で形成したことを特徴とするボルト接合部の制振構造。
IPC (3件):
E04B 1/24 ,  F16F 7/08 ,  F16F 15/02
FI (3件):
E04B 1/24 E ,  F16F 7/08 ,  F16F 15/02 E
Fターム (11件):
3J048AA06 ,  3J048AC01 ,  3J048BD01 ,  3J048BD04 ,  3J048BD05 ,  3J048BE12 ,  3J048EA38 ,  3J066AA01 ,  3J066AA26 ,  3J066CA06 ,  3J066CB06
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 摩擦ダンパー装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-020887   出願人:新日本製鐵株式会社
  • 周期的エネルギーの吸収装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-249117   出願人:株式会社竹中工務店, 旭テツク株式会社
  • 特開平2-209572
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