特許
J-GLOBAL ID:200903093672985815

NMRパルス系列及びNMR測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-068776
公開番号(公開出願番号):特開2003-270178
出願日: 2002年03月13日
公開日(公表日): 2003年09月25日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 所定の帯域幅で二量子間双極子相互作用を効率よく再カップリングさせるようなパルス系列を提供する。【解決手段】 マジック角で回転される固体試料のNMRの測定に用い要素パルス(a-b)0(a)π(b)0から構成され、固体試料のn回転間に位相が2πν/N(νは整数)ずつシフトするものであって、aは式a=(γnτR/2N)・B1、bは式tan b=cot(a/2)/sin θを満たす。(a-b)0(a)π(b)0は固体試料において回転座標系のxy面内において角度0,π,0から照射し、磁化を前記照射方向を軸としてそれぞれ角度a-b,a,b回転させるものであって、γ,τR,B1は、それぞれ核の磁気回転比、固体試料のマジック角での回転周期、パルス系列の磁場の強さ、θはtan θ=ωrf/Δωzここで、ωrfは前記固体試料に照射するラジオ波場の強さ、Δωzは等方化学シフト及びオフセット。
請求項(抜粋):
マジック角で回転される固体試料に印加するNMRパルス系列であって、前記固体試料の核磁気共鳴の測定に用いるNMRパルス系列において、要素パルス(a-b)<SB>0</SB>(a)<SB>π</SB>(b)<SB>0</SB>から構成され、前記固体試料のn回転間に位相が2νπ/N重(νは整数)ずつシフトするものであって、前記aは、式a=(γnτ<SB>R</SB>/2N)・B<SB>1</SB>を満たし、前記bは、式tan b=cot(a/2)/sin θを満たすことを特徴とするNMRパルス系列。ただし、前記要素パルス(a-b)<SB>0</SB>(a)<SB>π</SB>(b)<SB>0</SB>は、パラメータa(>0)及びb(0<b<a)について、前記固体試料において核磁気共鳴測定の対象となる核のラーモア周波数と比較できる所定の周波数で回転する回転座標系のxy面内において角度0,π,0から照射し、前記磁化を前記照射方向を軸としてそれぞれ角度a-b,a,b回転させるものであって、γ,τ<SB>R</SB>,B<SB>1</SB>は、それぞれ対象とする核の磁気回転比、前記固体試料のマジック角での回転周期、前記パルス系列の磁場の強さであって、前記θは、次の式を満たす。tan θ=ω<SP>rf</SP>/Δω<SB>z</SB>ここで、ω<SP>rf</SP>は、前記固体試料に照射するパルス系列のラジオ波場の強さ、Δω<SB>z</SB>は、等方化学シフト及びオフセットによるものである。

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